📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。最近の市場では、S&P500が大きく下落し、「今こそバーゲンで買い増しのチャンス」と言われることが増えています。
しかし、本当に今が会場(買い時)なのでしょうか?
本記事では、トランプ関税、FOMCの影響、S&P500のPERなどを踏まえ、今後の投資戦略を考察していきます。
概要
1. S&P500の下落状況
現在のS&P500の下落率を見てみましょう。
- 日本円換算のS&P500は-14%の下落。
- 米ドル建てのS&P500も-6%の下落。
- ドル円も158円 → 149円と大きく変動。
この下落がバーゲンなのか、それともさらなる下落の前兆なのかがポイントです。
2. トランプ関税の影響
今回の市場の動きには、トランプ大統領が推し進める関税政策が大きく関わっています。
- 鉄鋼製品やアルミニウムに25%の関税を発動。
- EUが報復関税を準備し、一時緊張状態に。
- アメリカの物価が上昇し、インフレ圧力が強まる可能性。
このように、関税が景気減速を招くリスクがあるため、市場は慎重になっています。
3. FOMCの影響
3月のFOMCでは、アメリカのGDP成長率予測が下方修正されました。
- 2025年のGDP成長率予測:2.1% → 1.7%
- 2026年のGDP成長率予測:2.0% → 1.8%
- インフレ率も2.5% → 2.8%に上昇予測。
市場では「利下げが遅れるのでは?」という懸念が生じ、株価が下がる要因となっています。
4. PER(株価収益率)を確認
「S&P500は今がバーゲン」と言われますが、本当に割安なのでしょうか?
- 現在のS&P500のPER(実績ベース):28.3
- 一般的に「適正」とされる水準:15~20
- 過去の暴落時(ITバブル・リーマンショック)はPER15以下になった。
つまり、現在のS&P500は「まだ割高かもしれない」という見方もできます。
まとめ
今は本当にバーゲンなのか?
- 短期的にはさらなる下落の可能性もある。
- トランプ関税、FOMCの影響が市場のリスク要因。
- PERを見ると、まだ割高な水準である。
今後の投資戦略
現在の市場環境を考慮し、以下の投資戦略が有効です。
- 長期投資の場合: 積立投資を継続し、時間分散を活用。
- 短期投資の場合: 一時的な反発を狙うも、リスク管理を徹底。
- 新規投資の場合: 「一括投資」より「分散投資」を推奨。
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おわりに
S&P500が下落すると、「今が買い時」という声が増えます。
しかし、本当に割安なのか?今後のリスクは?といった点を冷静に分析することが重要です。
私自身も、慎重に市場を見極めながら投資を継続していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!







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