📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。今回は、ここ最近で大きく下落したテスラ株について、その背景と今後のリスク要因、個人的な見解を整理してみたいと思います。
2024年初に$400を超えていた株価は、3月中旬時点で$230前後まで下落。今後は$200を割る可能性すら出てきており、市場は不安定さを強めています。
下落の背景:5つの懸念要因
1. イーロン・マスクの多忙と政治介入
CEOであるイーロン・マスク氏が、近年ではSpaceXや政府効率化委員会への関与が増加し、テスラの経営から距離を置いている印象が強くなっています。
2. 売上の低迷とブランド価値の毀損
EV市場は世界的に拡大している一方で、テスラの売上は中国・アメリカ・欧州で軒並み減少。その間隙を他の自動車メーカーに奪われている状況です。
3. 完全自動運転やロボタクシーの進展不足
期待されていたFSD(Full Self-Driving)やロボタクシーに関する新情報や規制緩和の動きが停滞。市場の失望感につながっています。
4. 過剰な期待と割高な株価
現在の予想PERは75倍。S&P500平均が約20倍、テック銘柄でも25倍程度と比較すると、明らかに割高に取引されている状態です。
こうした銘柄に対応する手段として、下落相場でも収益を狙えるCFD取引を活用する動きも増えています。
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5. 個人投資家の影響と感情的な取引
テスラは個人投資家の比率が高く、株価の変動が感情やSNSトレンドに大きく左右される傾向があります。Redditなどでも不安の声が増えています。
こうした中では、感情ではなく「情報」に基づく投資判断が重要になります。
今後のリスクシナリオ
- 株価が$200を割る展開も現実的
- プットオプション(売り予約)が増加中で、下目線が優勢
- イーロン・マスクが政府委員会を離脱するかどうかが株価のカギを握る
一部の賭けサイトでは、「マスク氏が年内にホワイトハウス関連の役職を離脱する」確率が48%という予測もあり、現場の不満は相当蓄積しているように見受けられます。
ブランドの二極化と政治的リスク
興味深いのは、テスラの支持基盤が民主党寄りの都市部(サンフランシスコ、LA、ホノルル等)に集中していること。一方で、マスク氏の発言や政治的スタンスが右派寄りになってきたことにより、ブランドイメージに矛盾と揺らぎが出てきています。
また、トランプ大統領がテスラ車を購入したニュースもありましたが、これはEV支持ではなく政治的な意図が強いアクションと見られています。
私の見解:今は静観が最適
個人的には、今のテスラ株はリスクが高すぎて短期での新規参入は避けたいと考えています。
市場が感情的であり、マスク氏の動向、米国の政策次第で株価が一段と下がる可能性が否定できません。長期目線では魅力があるとはいえ、底値が見えるまで静観するのが得策と感じています。
それでも、「今後の成長性を見込んで外国株をじっくり育てたい」という方には、専用の取引口座を用意しておくのも一手です。
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おわりに
かつては「未来の象徴」とも言われたテスラ株も、今や大きな岐路に立たされています。
イーロン・マスク氏が経営に再集中するのか、それともこのまま政治や宇宙事業に傾倒するのか。その選択がテスラ株の命運を大きく左右すると私は見ています。
最後までお読みいただきありがとうございました。次回の記事もどうぞよろしくお願いします。
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