📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。今回は、楽天SCHDの分配金が「タコ足配当では?」という声が一部で広がっている件について、私自身の投資体験を交えながら解説していきます。
また、並行して話題になっている楽天証券の不正アクセス問題についても触れ、個人投資家が今考えるべきことを整理しました。安心して資産形成を進めていくためのヒントになれば幸いです。
楽天SCHDとは何か?
楽天SCHDは、米国高配当株ETF「SCHD」に投資する楽天投信のファンドで、2023年に新NISAの対象商品として注目されました。信託報酬は0.192%と低コスト、直近の分配金利回りは約3.21%。分配金は年4回(2月・5月・8月・11月)となっています。
人気の理由は、過去10年以上連続で増配している優良企業100社に分散投資できること、さらに、分配金が右肩上がりに伸びている点にあります。
たとえば、2024年3月発表の分配金は1万口あたり85円。これを年4回受け取れば年間340円=3.21%の想定利回りとなる計算です。
“タコ足配当”疑惑の真相
一部SNSや投資家の間で話題になったのが「今回の分配金が特別分配金(元本払い戻し)になっていた」という点です。私自身も確認してみたところ、残念ながら特別分配金となっていました。
この特別分配金=タコ足配当と呼ばれる状態は、投資元本を切り崩して分配金が支払われたことを意味します。本来は運用益から支払われる「普通分配金」が望ましいですが、相場環境や購入時期によっては元本からの返還になることもあります。
実際、私の場合は2024年1月にNISA枠で一括購入しており、その後2月〜3月の相場下落で基準価格が購入時を下回っていたため、分配金の一部、もしくはすべてが特別分配金扱いとなっていました。
この点は私のように“高値掴み”した方に限って起こる現象であり、楽天SCHD自体の運用が悪いというわけではありません。
タコ足配当は本当に悪なのか?
タコ足配当=悪、と決めつけてしまうのは少し乱暴だと感じています。確かに、長期的に元本を切り崩して分配するファンドは問題がありますが、一時的な基準価格の下落による特別分配金であればそこまでネガティブに捉える必要はないと思っています。
例えば、私の知人はより安い時期に購入していたため、同じ85円の分配金でも半分は普通分配金として受け取っていました。つまり、「買った時期」によって課税区分が変わるというだけの話です。
こういった状況を理解した上で、私は引き続き楽天SCHDを積み立て投資していく予定です。
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不正アクセス被害と楽天証券の現状
もう一つ、最近話題になっているのが楽天証券での不正アクセス被害です。私自身は被害に遭っていませんが、SNS上では「勝手に中国株が買われた」「口座の株式がすべて売却された」といった報告が相次いでいます。
原因はフィッシング詐欺によるID・パスワードの流出だとされ、楽天証券側でもログイン追加認証(画像認証)などの対策を呼びかけています。
重要なのは、必ず公式サイトからアクセスすること、ブラウザにパスワードを保存しないこと。また、ログイン追加認証はスマホアプリ(iSPEED)では機能していない可能性があるため注意が必要です。
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まとめ
- 楽天SCHDの分配金が“特別分配金”だったのは購入時期と相場状況によるもの
- 運用自体は堅調で、増配傾向も継続中。長期視点なら積み立て継続が有効
- 楽天証券の不正アクセスには要警戒。ログイン追加認証は必ず設定
分配金の形式やセキュリティに惑わされず、自分の投資目的と姿勢を再確認する良い機会だと感じました。
おわりに
特別分配金だったことは正直ショックでしたが、それよりも長期でどう資産形成していくかの方がずっと大切だと改めて思いました。
私はこれからも楽天SCHDをベースに、分配金で積み上げていくスタイルを貫いていくつもりです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また次回も、自分の実体験をもとに情報を共有していきます。







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