📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。今回は、NISA新制度が2年目に入り、外国株への資金集中と、日本株への投資減少が一部メディアで問題視されている件について、自分の視点からお話していきます。
「日本株にインセンティブを設けるべきだ」といった主張も出てきていますが、私はこれに対して本質から外れている議論だと感じています。この記事では、日本株・外国株のバランス、アセットアロケーションの考え方、そして投資家としてどう向き合うべきかを深掘りしていきます。
外国株に資金が集まる理由と現状
新NISAでは、投資信託を通じて米国株中心のポートフォリオに資金が集中しているというデータがあります。特に成長性の高いS&P500やNASDAQ100連動型の投資信託が人気で、買付金額の約3割が外国株投信に集中しています。
確かに、この流れは理解できます。アメリカ市場は依然としてイノベーションの中心地であり、AI・テック・再生可能エネルギーなどの分野で牽引しているのは事実です。グロース志向の個人投資家が魅力を感じるのも自然だと私は思います。
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「日本株インセンティブ論」に感じる違和感
一方、最近浮上しているのが「日本株をもっと買ってもらうためにインセンティブをつけよう」という案です。正直に言いますと、これは方向性がズレていると感じています。
投資というのは、利益と成長が見込めるからこそ資金が集まるものです。制度や税制で歪めてしまえば、それは自由な資本主義の否定になりかねません。むしろ、投資家が「魅力がある」と判断すれば、自然と日本株にもお金は向かうはずです。
日本株の“今”をどう見るか?
ここ数年で日本株もかなり見直されてきました。バフェットが商社株に投資した影響も大きいですが、円安効果とグローバルサプライチェーンの変化により、輸出関連やインフラ銘柄が再注目されています。
実際、私自身も日本株に一定割合投資しています。バリュー株や配当株には妙味がありますし、日本企業は地味に強い分野(部品・素材・技術)を多く持っています。
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ただし、だからといって一辺倒に日本株だけに偏るのは危険です。市場の流動性・成長性・技術革新という意味で、米国株を無視するわけにはいきません。
分散こそが長期投資の本質
投資は人気投票ではありません。リスク分散と安定性を重視する長期投資においては、日本株・外国株、債券、REITなどを含めて幅広くバランスを取ることが重要です。
私は日々こう考えています:
- 日本円建てで生活する以上、為替リスクには備える
- 日本株も外国株も、割合は定期的にリバランス
- 魅力ある市場には積極的に資金を振り向ける
「米国だけでいい」「債券はいらない」といった声も一部で見かけますが、極端な考え方にはなびかないのが私の投資哲学です。
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まとめ
- 新NISAでは外国株投信に資金が集中しているのは事実
- それを制度で強引に変えようとする動きには疑問を感じる
- 日本株にも魅力はあるが、自然な評価と選別が必要
- アセットアロケーションを意識した分散投資こそが長期的に効いてくる
制度の「使いにくさ」を改善するのは歓迎ですが、方向性を間違えては本末転倒です。投資家にとって自由と選択肢が広がることこそが、健全な市場を育てると私は信じています。
おわりに
日本株と外国株、どちらか一方を偏って推すのではなく、冷静にバランスを取りながら資産を築いていく。これが私の中での投資の基本軸です。
今後も制度がどう変わっていくのかを見守りつつ、しっかり自分の考えを持って行動していきたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。







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