はじめに
こんにちは、Burdonです。最近の市場は大荒れですね。特に気になったのは、トランプ大統領が再び関税強化の姿勢を打ち出したこと。その影響で米国株式市場は大きく動揺し、私たちインデックス投資家にとっても無視できない局面を迎えています。
今回は、関税が市場や経済に与える影響、そしてそれにどう立ち向かうかという視点でまとめてみました。
トランプ関税が引き起こす混乱
2025年4月、トランプ氏は再び各国への関税強化を宣言。日本やベトナム、中国などに対して10%〜46%の幅広い課税を行うと発言しました。
これにより、各国の株式市場は大幅下落。ベトナム市場ではわずか1日で5.6%の下げ幅を記録し、その他の国々も次々に報復措置を発表。完全に経済戦争の様相を呈しています。
米国内でも、自動車価格が完税の影響で数十万円単位で上昇し、消費者心理に悪影響を及ぼしています。
スタグフレーションのリスク
今回の経済政策の最大の懸念点は、インフレと景気後退が同時に進行する「スタグフレーション」です。
関税により物価は上がる一方で、企業の利益は圧迫され、雇用も縮小。消費者心理は冷え込み、GDPの成長率は1%前後のマイナスを記録する可能性すらあります。
インフレを抑えようと金利を上げれば景気はさらに悪化し、景気を刺激しようと金利を下げればインフレが加速。まさに八方塞がりの状態です。
それでもインデックス投資家が逃げない理由
こういった局面で真っ先に動くのは、期間投資家や富裕層です。彼らは株を売り、安全資産(ゴールドや債券)へ資金を移動させます。
しかしそれは一時的な避難でしかなく、資産価値の減少を恐れた結果に過ぎません。利回りが乏しい安全資産に長期的に資金を置くことはできないため、最終的にはまた市場に戻ってきます。
だからこそ、インデックス投資家は売る必要はありません。むしろ、暴落こそが最大の仕込みチャンスと捉えるべきです。
お金の動きと市場の本質
今回改めて思い知らされたのは、市場は「恐怖と欲望」でできているということ。
暴落時に現金化されたお金は、決して消えるわけではなく、別の形で再び市場に戻ってくる。だからこそ、私たちは焦る必要がないのです。
そして、こうした危機に際して知識と経験のある人が最終的に資産を増やしていくというのが、資本主義経済の本質でもあります。
学び続けることが最大のリスクヘッジ
このような荒れた相場だからこそ、正しい情報を得ることが何より重要です。もし基礎から投資を学び直したいと思っている方がいれば、こういったセミナーへの参加もおすすめです。
まとめ
- トランプ関税の影響で世界経済にスタグフレーションのリスクが高まっている
- 消費や雇用への打撃が株式市場の大幅下落を引き起こす可能性
- お金は恐怖で市場を去り、欲望で再び市場に戻る
- インデックス投資家は暴落時に慌てず、粛々と積立を続けるべき
- 知識こそが最大のリスクヘッジ、学び続けることが武器になる
何が起きても、市場は循環し、上昇と下落を繰り返します。私たちがやるべきことは、日々の雑音に惑わされず、静かに積み上げていくことだと再認識しました。
おわりに
今回のような経済政策による混乱を見るたびに、「投資は感情との闘いだ」と実感します。だからこそ、淡々と、そして賢く資産形成を続けることの重要性が際立ちます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また次回の考察でお会いしましょう。







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