はじめに
こんにちは、Burdonです。ボーナスが入るたび、私は「このお金をどう使うか」ではなく、「このお金で、家族にどんな気持ちを届けられるか」を考えています。
我が家は共働きですが、収入には大きな差があります。生活の主な担い手として、資産形成や老後設計も私の役割。しかし、そこにはどうしても“価値観のズレ”が生まれます。
妻の“使い切る”性格と、私の小さな工夫
妻は、いわゆる「お金があれば使ってしまう」タイプ。給料日前には家計がカツカツになることも。でも、それを責めるつもりはありません。お金に強い人とそうでない人がいるのは、家族という小さな社会でも自然なこと。
そこで私は、妻のために“別口座”を用意しました。月5000円を自動で移動させる「予備貯金」です。投資ではなく、値動きのない普通預金。本人が不安を感じにくい安心設計にしています。
さらにその口座には、親しいご家庭の娘さんの写真(カメラ目線で目力強めの1歳当時w)をアイコンに設定し、「万一の備え」と命名。使うときに一瞬でも立ち止まれるよう、ちょっとした“心理的ブレーキ”を仕込んでいます。
“家族ボーナス”というアイデア
年に数回のボーナスは、私は「家庭の潤滑油」だと考えています。数万円ずつ、“家族ボーナス”として妻に渡すのが習慣になりました。
これは単なる「お小遣い」ではなく、「ありがとう」の気持ち、「これからも一緒に支え合おう」というメッセージを込めた“贈り物”です。
渡すときは、ケーキを添えたり、娘さんの名前で「〇〇ちゃん銀行の増額キャンペーンです」とユーモアを添えたり。形式ではなく、気持ちを乗せることが何より大切です。
完璧を求めず、ゆるやかに続ける
我が家は家計を完全に一元化していません。それぞれが財布を持ち、生活費は私が多めに負担しつつ、資産形成は主に私が担当。
妻に節約や投資を強く求めることはしていません。「少しずつ備えている」という感覚だけ持ってくれれば、それで充分だと思っています。
私自身、時にはこだわりの楽器を買ったり、サブスクに課金したり(笑)、完璧な節制とは言えません。でも、だからこそ妻の使い方にも口を出しすぎないようにしています。
資産形成も“それぞれのペースで”
私は米国株インデックス投資やiDeCo、つみたてNISAで老後資金を積み立てていますが、妻にはあえて勧めていません。理解できないものにお金を預けることが、本人にとっては大きなストレスだからです。
人にはそれぞれ「安心を感じる器」がある。それを無理に広げようとせず、尊重することもまた、家庭というチームのかたちだと私は考えています。
まとめ
- 夫婦間のマネー観の違いはあって当然
- ボーナスは感謝と信頼を伝える“メッセージ”にもなる
- 完璧な家計管理を求めず、ゆるやかに支え合う姿勢が大事
- 投資や節約も、無理強いせず“安心の器”に合わせることが大切
おわりに
私は資産形成や家計設計に強い関心がありますが、それを家族全員に求めるつもりはありません。大切なのは、「違い」を責めるのではなく、「違いに合わせて設計すること」。
そうすることで、家庭という船はゆるやかに、でも確実に前へと進んでいくのだと私は信じています。
最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が、どなたかのヒントになれば幸いです。







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