はじめに
こんにちは、Burdonです。投資の世界でよく聞かれる「握力を鍛えろ」「精神で乗り切れ」といった言葉。本当にそんな根性論だけで乗り越えられるのでしょうか?特に長期投資においては、ただ保有し続けるだけでは語れないリアルな現実があります。今回は、私自身の実感をベースに「感情」と「行動」のズレ、そしてそれを埋める習慣化の重要性について整理してみたいと思います。
投資における精神論は通用しない
まず結論から言えば、精神論や根性論だけでは投資は続けられないというのが私のスタンスです。人間は本来、感情的な生き物です。リスクを目の前にすれば、どれだけ理屈を理解していても、感情が優位に働いてしまうのが普通です。
実際、暴落局面では「これはバーゲンセールだ」と頭で理解していても、感情がそれに追いつかず、多くの人が狼狽して売ってしまいます。これを単なる「メンタルの弱さ」と片付けてしまっては、再現性のある投資行動は生まれません。
「握力」を育てるのは習慣と仕組みだけ
投資における「握力」とは、保有を続ける意志の強さですが、これは根性ではなく仕組みによって守るものだと思っています。つまり、プレイ前に「しないこと」と「すること」を徹底的に決めておくことが重要です。
たとえば、「暴落時に売却しない」「毎月○日に積立設定を変更しない」といったように、意思ではなくルールで縛る。これにより、感情の揺れを最小限に抑えられます。
失敗は前提。そこからどう修正するか
誰もが投資で一度は失敗します。問題はその後です。失敗したことを放置するのが問題であり、そこから学べるかどうかが分かれ道になります。
人は感情に流されやすいもの。であれば、それを前提に投資戦略を設計するしかありません。理想を追いすぎるのではなく、自分の弱さも含めた設計が重要です。
コミュニティや助言の力を活用する
私自身は一人で黙々とやるタイプですが、だからこそ思います。誰かに話す、質問する場所があるだけで、判断ミスはぐっと減ります。投資は孤独との戦いですが、孤独で戦う必要はありません。
定期的に投資に関する情報を得たり、セミナーに参加することで、自分の考え方や行動を振り返るきっかけになります。
習慣化こそ最強の戦略
投資を特別なことにしない。それが長く続けるための鍵です。歯磨きのように、毎朝当たり前にする行為にしてしまう。「感情を介さないルーティン」にするのが理想的です。
設定してしまえば何もしなくていい自動積立、年に一度のポートフォリオ調整など、シンプルな投資方法にこそ、長期で勝つヒントがあります。
まとめ
- 精神論だけでは投資は続けられない。感情が行動を支配するから。
- 「握力」は根性でなく、習慣と仕組みによって守られる。
- 失敗は前提。放置せず、そこから何を学ぶかが重要。
- コミュニティや助言は、感情の暴走を抑えるブレーキになる。
- 習慣化が長期投資を成功させる最大の鍵。
おわりに
投資はつい孤独な戦いになりがちですが、誰しもが完璧ではありません。むしろ「自分は弱い」と認めることからがスタートです。自分なりのルールを作り、感情を排除した習慣を構築すること。これができれば、どんな暴落にも耐える自信が持てると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。次回も地に足のついた考察で、皆さんと一緒に考えていきます。







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