はじめに
こんにちは、Burdonです。最近よく耳にするようになった「NISA貧乏」という言葉、少し気になって調べてみたところ、背景には深い思考の偏りがあることに気づきました。投資や貯蓄はもちろん大切なことですが、極端な行動が逆に自分自身の首を絞めてしまっているケースがあるように感じます。
今回は、「今」と「将来」のバランスを取ることの重要性について、自身の視点でまとめてみました。
「NISA貧乏」とは何か?
まず整理しておきたいのは、NISA貧乏といっても実際にお金がないわけではないということです。資産は積み上がっていても、それを増やすために今の生活を過度に切り詰めてしまっている状態が問題なのです。
ガス・水道・電気を止めてまでNISAに全振りするような人まで出てきているという話もあり、もはや節約というよりも強迫観念に近い投資行動になっているケースもあるようです。
なぜそんなことが起きるのか?
大きな要因は将来不安とFOMO(取り残される恐怖)にあると考えています。過去にNISAで成功した人たちの事例を見て、「自分も早く乗らないと損をする」という思考に陥ってしまう。その結果、「生活費も削ってでも投資に回すべき」という発想が生まれてしまうわけです。
ですが、これは健全な資産形成とは真逆の考え方だと私は思っています。投資は本来、余剰資金で行うべきもの。今を犠牲にしてまで取り組むべきではありません。
今を大切にするという視点
私自身も資産形成に力を入れている身ですが、「今しかできない経験」には積極的にお金を使うようにしています。例えば、家族との旅行や親友との思い出づくり。そうした時間は、後から取り戻せるものではありません。
将来のために全力投資する人が、今を楽しめずにストレスをため込んでしまう。それが「NISA貧乏」の最大の弊害だと感じます。
ファイナンシャルプランで見直す
行き過ぎた投資や貯蓄を見直すには、ライフプランと家計の見える化が欠かせません。自分がいつ・どれだけのお金を使う必要があるのか、一覧で把握することで冷静な判断ができるようになります。
例えば、以下のようなサービスを活用して、資産設計を考えるのもおすすめです。
積立の自動化と冷静な運用
積立投資は自動化することがポイントです。手動で管理していると、感情に左右されて中止したくなることもあります。あらかじめ設定しておくことで、淡々と資産を積み上げていくことが可能になります。
加えて、積立額を急激に増やさないこと。生活防衛資金を確保したうえで、収入の15〜20%程度から始めてみるのが理想的です。
まとめ
- 「NISA貧乏」は、将来不安から過剰投資に走った結果の思考
- 貯めること自体は悪ではないが、「今の生活」が犠牲になると本末転倒
- ファイナンシャルプランで資金計画を見える化することが重要
- 生活防衛資金を確保してから投資に臨むのが安全な方法
- 積立は自動化し、焦らず長期視点で行うことが成功の鍵
おわりに
資産形成に本気で取り組むことは素晴らしいことですが、「今の自分の幸せ」を犠牲にする必要はありません。バランスを取りながら前進することこそ、本当の意味での豊かさにつながると私は信じています。
最後までお読みいただきありがとうございました。また次回の記事でも、現実に寄り添った視点からお届けしていきます。







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