はじめに
こんにちは、Burdonです。今回はトランプショックをはじめ、これまでの株式市場における暴落からの回復の流れについて、かなり実践的に整理してみました。焦点を当てるのは機関投資家の行動とお金の動きです。この視点を持つことで、暴落に対する恐怖心を減らし、逆に投資チャンスとして捉える心構えができるようになります。
1470兆円が吹き飛んだ「トランプショック」
2025年4月、米国による貿易関税強化の発表が引き金となり、S&P500はわずか数日で10%下落。3営業日で1470兆円が世界の株式市場から“消えた”という衝撃的な事実が報じられました。
しかし、これは実際に「お金が消えた」のではなく、株式という器から他の器へと移動しただけなのです。たとえば債券や現金、ゴールドといった安全資産へとシフトしたにすぎません。この本質を理解するだけで、暴落に対する印象は大きく変わるはずです。
暴落から回復までの4ステップ
マーケットの急変時、多くの動きは機関投資家によって主導されます。彼らの行動を知ることで、市場の“波”を読むヒントが得られます。
- 暴落の初動:不安材料が浮上するとヘッジファンドやアルゴリズム取引が一斉に売却を開始。暴落が加速します。
- セリングクライマックス:個人投資家が「株やめます」と投げ売りし始める。SNSが悲鳴で溢れます。
- 底値圏での積立継続:この局面で唯一冷静なのが長期インデックス投資家。淡々と買い増す姿勢が勝負の分かれ目です。
- 回復フェーズ:徐々にグッドニュースが報じられ、投資家の心理も落ち着いてくることで、再び資金が株式市場に戻り始めます。
過去の暴落から学ぶこと
リーマンショック、コロナショック、そして今回のトランプショック──共通するのは、「今度こそ世界は終わり」と言われながらも株価は必ず回復してきたという事実です。
理由は単純で、人間の本能、つまりお金を増やしたいという“欲望”が株式市場を再び押し上げるからです。
個人投資家が取るべき戦略とは
私たち個人投資家が機関投資家と同じ土俵で勝負するのは無謀です。短期で回転し続ける彼らとは違い、我々の強みは時間軸の自由にあります。
実際、長期インデックス投資の優位性は「コストが低い」「淡々と積み立てられる」「損切りに縛られない」という点にあります。暴落時こそ、真価が問われるわけですね。
まとめ
- 株式暴落は「お金が消える」のではなく、「移動する」現象である
- 暴落から回復までは機関投資家の“逃げ足”と“戻り足”に注目
- 個人投資家の最大の武器は、時間軸と感情に左右されない積立継続
- どんな暴落も、最終的には“欲望”が市場を再生させる
おわりに
暴落に直面すると心が揺れがちですが、本質を理解すれば強くなれるのが投資の世界です。私はこれからも淡々と積立を続けていきます。そして、同じ志を持つ方々と学び合いながら、少しでも“強く賢く”なれる投資人生を歩みたいと感じています。
最後までお読みいただきありがとうございました。







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