はじめに
こんにちは、Burdonです。最近、金融市場を揺るがすような大きな話題の一つに「トランプ関税」があります。特に中国に対する最大145%という強烈な関税率は、ただの経済制裁ではなく、背後にアメリカの国家戦略があることを感じさせました。
今回は、この関税政策の裏側にあるアメリカの意図や、中国・ロシアとの駆け引き、そして今後の世界経済の方向性について、私なりに整理してみたいと思います。
「関税」は手段──ディールを引き出すためのカード
トランプ氏が仕掛けた関税政策は、185カ国に及ぶ規模ですが、実はすべての国に一律で課しているわけではありません。なぜかというと、彼の狙いは「取引(ディール)」です。
中国には高率の関税が課されていますが、ロシアにはかかっていない。この違いには明確な理由があります。ロシアからは肥料やウランなど、アメリカの農業や軍事に直結する物資が輸入されているため、そこに関税を課すと国内経済への打撃が大きくなるのです。
米中対立の本質──WTOからの排除が最終目的
トランプ氏の発言を追うと、彼の中国への不信は単なる経済問題ではなく、国家安全保障の問題として捉えられていることがわかります。アメリカは半導体やレアアースなど、国の基盤を支える産業の空洞化に直面しています。
そして、中国との貿易依存を断ち切るために関税という手段を使い、世界の貿易構造から中国を排除しようとしているというのが大きな流れです。
ロシアを敵にできない理由──ウクライナとレアアースの影
トランプ政権がロシアに甘い態度を取っているように見える背景には、ウクライナのレアアース資源があります。アメリカはウクライナに自国資本を流入させて、資源供給のルートを確保したいと考えています。
この構図の中で、ゼレンスキー大統領との確執や、戦争の早期終結に失敗したことが、米露関係の複雑化を招いています。要するに、ロシアには経済制裁をしつつも、ある種の「余地」を残しているというのが現実なのです。
AIとエネルギー戦略──アメリカが次に狙うもの
現在、AIの進化は想像以上に電力消費を加速させています。そのため、トランプ氏はエネルギー輸出にシフトした新しい経済構造を構想しています。化石燃料に加えて、グリーンランドやパナマ運河といった地政学的な要衝にも注目しています。
つまり、関税だけではなく、エネルギー戦略や地政学的なポジションも含めて、アメリカの優位性を再構築しようというのが本当の狙いです。
まとめ
- トランプ関税は「制裁」ではなく「ディール」を引き出すカード
- ロシアには戦略物資の輸入などの理由から関税を回避
- 中国との対立は国家戦略レベルで、WTOからの排除を目指している
- ウクライナの資源確保とロシアとの力関係が複雑に絡み合う
- AI時代に向けて、アメリカはエネルギー輸出国への転換を図る
おわりに
関税政策一つとっても、ここまで大きな国家戦略が絡んでいることに驚きを隠せませんでした。これまで単なるニュースの一項目に過ぎなかった話が、実は世界経済の流れを変えうる要素だと気づかされます。
これからも、経済と政治が交差するポイントを見逃さず、皆さんと一緒に読み解いていけたらと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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