はじめに
こんにちは、Burdonです。最近のマーケットを見ていると、一見落ち着いているように見える場面でも、水面下では確実に“何か”が動いているのを感じます。今回取り上げるのは、インフレ型と金融危機型という2種類の暴落についてです。
どちらも市場に大きな影響を与えるものですが、特に長期投資家にとって怖いのは「金融危機型」の方です。その理由や、兆候の見極め方、そして資産防衛の考え方について、私自身の視点から綴っていきます。
暴落のタイプとその本質
📉 インフレ型暴落とは
インフレ型の下落は、物価上昇によって一時的に金利が上がり、株式市場が過剰反応する形で起こる傾向があります。エネルギー危機や戦争といった一時的な原因であれば、比較的短期間で回復するケースが多いのが特徴です。
💥 金融危機型暴落とは
これに対して金融危機型は根深い問題を抱えます。「決済の停止=キャッシュ不足」が連鎖し、企業や金融機関の倒産を引き起こし、結果として長期的な景気停滞に陥る恐れがあります。
このタイプの暴落は「リーマンショック」に代表され、数年単位で影響が残るため、特に個人投資家にとって警戒すべきです。
いま、何が起こっているのか?
一見すると株価が横ばいで落ち着いているように見えますが、実は長期債(30年国債)の利回りが異常に上がっていることが話題になっています。これは「債券の売却=キャッシュ化」が進んでいる可能性があるというシグナルです。
本来、株が売られた後には債券が買われて金利が下がるはずなのですが、今回はその逆。金利が上昇し、しかもドルまで安くなっている“トリプル安”の状態が進行中です。
その背景には、法人や保険会社による長期債の解約・売却があります。保険の解約が増えるということは、「将来の保障より今すぐの現金」が必要とされている可能性があるということ。つまり、決済不安が水面下で進行している兆しです。
このあたりの兆候は、物価連動債と名目金利の差、つまり「実質金利」の動きに現れます。今回その実質金利が上昇しており、期待インフレ率はむしろ下がっているという点が重要です。
これは「インフレ懸念」ではなく、「デフレ不安」によるリスクオフの兆候と解釈できます。つまり、まさに金融危機型への移行が始まるかどうか、という分水嶺に差し掛かっているわけです。
投資家が考えるべき3層構造
現金化のプロセスには、3つの段階があります。私自身が資産管理をする上で常に意識している構造です。
- 株式 → 債券 → 現金の順で資産が売却される
- 株式市場での下落は「水遊び」レベル
- 債券に売りが入ると本格的な「危機の前兆」
この“3階層モデル”を意識しておくと、投資戦略にも柔軟性が生まれます。
とはいえ、資産運用には一定のリスクが付きもの。そういった不安を少しでも軽減するためには、早い段階での情報収集と相談がカギとなります。
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まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。今、私たちが直面しているのは、インフレ型ではなく金融危機型の可能性です。
この1週間が特に重要な観測ポイントとなりますが、単に株価だけを見るのではなく、債券市場や実質金利の動きにも目を向けておく必要があります。
特に「キャッシュの重要性」が改めて認識されている今、皆さんの投資ポートフォリオも一度見直してみることをおすすめします。
そして、情報発信を通じて資産を“守る”手段を増やすことも忘れてはいけません。
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おわりに
この1週間で何も起こらなかったように見える市場にも、確実に「兆し」は存在しています。金融危機型の兆候を掴むのは簡単ではありませんが、情報を正しく読み解く目と判断力を養うことが、これからの時代にはますます求められると感じています。
私自身も引き続き、実際の数字と向き合いながら備えを進めています。ここまでお読みいただきありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう。







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