📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。今回は、私自身も強く共感せざるを得なかったテーマに触れていきます。それは、就職氷河期世代──40代・50代が直面している現実と、そこから脱するための具体策についてです。バブル崩壊の余波でキャリア形成に困難を抱えたこの世代。今、その影響が収入・貯蓄・老後設計に重くのしかかっています。
キャリアの出遅れが残す深い傷跡
1990年代のバブル崩壊後、多くの企業は新卒採用を急激に縮小しました。就職氷河期に直面した世代は、初期キャリアの段階で正社員になれないという厳しい現実を突きつけられました。
非正規雇用からのキャリアアップは難しく、結果として年収水準や退職金、昇進の機会にも大きな差が生じることになります。現在も大企業で管理職に就いている割合は他世代に比べて明らかに低く、格差の固定化が進んでいます。
収入は伸びないのに、支出は膨らむ
一方で、40代・50代は生活費や税負担が最も重くのしかかる時期です。インフレによる物価上昇、住宅ローン金利の上昇、社会保険料の増加──どれも家計の余裕を奪う要因です。
政府統計でも、この世代の実質賃金の伸び率は他の年代に比べて著しく低く、「出ていくお金は増えるのに、入ってくるお金は変わらない」という現実が浮き彫りになっています。
退職金の減少と年金格差の拡大
昔ながらの終身雇用制度は既に崩れ去り、平均退職金は15年前と比べて約700万円減少しています。また、厚生年金への加入期間が短い人が多い氷河期世代では、老後資金の柱である年金受給額も厳しくなりがちです。
さらに独身世帯の増加によって、家族からの支援が期待できないケースも増え、「自助努力」が避けられない現実として突きつけられています。
逆転への3ステップ戦略
では、どうすれば今からでも巻き返すことができるのか。私は次の3つのステップを提案します。
- 支援制度や補助金を活用する──厚生労働省や自治体が提供する職業訓練、再就職支援制度を積極的に利用すること。
- ライフシフトに備え、働き続ける──定年後も自分のペースで働き、年金の繰り下げ受給などを活かす戦略も有効です。
- 少額から積立投資を始める──特に新NISAを活用すれば、20年後に資産1,000万円以上の形成も現実的に狙えます。
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まとめ
- 就職氷河期世代は構造的な不利を抱えており、老後不安も深い
- 退職金・年金が期待できないからこそ、自助努力が不可欠
- 支援制度の活用、働き続けること、投資による資産形成がカギ
おわりに
自分ではどうにもできない時代背景。それでも「今からできることはある」と私は信じています。悲観に陥るのではなく、前向きに一歩踏み出すことが何よりも重要です。
私自身も同じ世代として、日々模索しながら資産形成に取り組んでいます。この記事が少しでも前向きな行動のきっかけになれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。







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