📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。最近、SNS上や金融メディアでも話題になっているのが、故・森永卓郎氏が提唱する「S&P500やオルカンは今すぐやめるべき」という意見です。
個人的にはこの主張には納得できず、データやロジックをベースに反論したいと思いました。この記事では、森永氏の主張の中で取り上げられていた3つの論点に焦点を当て、私なりの視点で解説していきます。
論点1:「長期投資ではお金を失う」
この主張の根拠として2004年~2014年のS&P500のデータを用いたシミュレーションが提示されていました。曰く、長期保有よりも毎年売却を繰り返す短期売買の方が損失額が小さく済むというのです。
しかしこれは比較対象の前提がそもそもずれていると感じました。短期売買では元本が毎年リセットされる一方で、長期保有では複利での増加が前提です。累積元本が異なれば、増減の金額も当然異なるのは当たり前の話です。
例えば短期売買で毎年10万円を投資した場合と、長期でその資金を運用した場合、同じ年率10%でも得られる利益は大きく変わります。実際にこの期間において、長期保有の方が10倍近い利益差が生まれていることはデータ上明白です。
論点2:「資本主義は限界にきている」
森永氏は経済成長の限界と資本主義の終焉を示唆していますが、その根拠は明記されておらず、ある意味で予言のような論理展開に感じました。
社会主義が崩壊した例があるように、資本主義にも変化はあるでしょう。しかし現時点で世界の大多数は資本主義の仕組みの中で動いており、そこに即したルールや仕組みが発展し続けています。
リスクはゼロではありませんが、それを理由に「今すぐやめろ」というのはあまりにも極端です。合理的に考えれば、リスクを認識しつつも、長期的な成長を信じて投資することの方が合理的ではないでしょうか。
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論点3:「田舎暮らしが最強の老後戦略」
この部分については、ある程度共感できる部分もありました。生活コストを下げ、豊かさを最適化するという考え方は、いわばFIRE(経済的自立と早期リタイア)にも通じるものがあります。
とはいえ、それは人それぞれの価値観によるものであり、田舎暮らしこそが正解という押し付けは違うと思います。旅行が好きな人、都市の利便性が重要な人にとっては、やはり資産を増やしていく必要があるでしょう。
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まとめ
- 長期投資の損失論には無理があり、実際のデータは長期保有の優位性を示している
- 資本主義の終焉説は根拠不明で、あまりにも極端な論点である
- 田舎暮らしは老後戦略として有効だが、万人に当てはまるものではない
- 市場の仕組みやリスクと向き合いつつ、合理的に判断することが重要
おわりに
「絶対にやめるべき」と言い切る主張に出会うと、思考停止せず、しっかりと根拠を調べ、データに基づいて判断する癖を持つことが大切だと改めて感じました。
資産形成は一人ひとりの人生設計に寄り添ったものです。選択肢を持ちつつ、柔軟な思考で進んでいきたいですね。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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