📌 目次
- はじめに
- 損切りできないのは本当に問題か?
- 損益通算や損失繰越ができないのは「非課税」の証
- 積立投資は“難平”とは異なる
- 投資と投機の境界線
- NISAが長期資産形成にフィットする理由
- まとめ
- おわりに
はじめに
こんにちは、Burdonです。
2024年から刷新されたNISA制度について、「損切りができない」「損益通算できない」といった否定的な意見が目立ちます。確かにその視点も理解できますが、個人的にはその多くが“投機”的な発想に基づくものだと感じています。
この記事では、新NISAに関する4つの誤解を、自分の経験や投資スタンスと絡めて整理してみました。
損切りできないのは本当に問題か?
新NISAでは一度売却すると、その非課税枠は復活しません。これは短期トレードを前提とすれば不便に見えるかもしれませんが、長期投資の視点ではむしろ合理的です。
そもそもNISAは、ドルコスト平均法による積立を通じて時間分散し、長期で資産を育てる制度。売買タイミングを見計らうこと自体が前提とずれていると感じます。
損益通算や損失繰越ができないのは「非課税」の証
課税口座での損益通算や繰越控除ができないことを「損」と見る意見もありますが、私は“課税されないこと自体が最大のメリット”だと考えています。
そもそも節税テクニックが必要になるのは、利益が課税対象である場合。NISAのように最初から非課税であれば、そうした調整は不要になります。
積立投資は“難平”とは異なる
積立投資と難平(ナンピン)はしばしば混同されますが、意図的な買い増しと定額自動投資はまったく違います。
積立は、価格に関係なく時間を分散して投資し続ける手法であり、心理的な迷いを排除しやすい点でも優れています。これこそが長期投資の“王道”だと思います。
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投資と投機の境界線
「損切り」「再エントリー」「短期利ざや」などの言葉が出てくる時点で、それは投機的行動です。NISAは本来、資産運用のための制度であり、ギャンブル的な取引とは無縁です。
私にとっての投資は、企業や世界経済の成長を信じて、時間を味方につける行為。そのためにこそ、NISAの仕組みは存在すると確信しています。
NISAが長期資産形成にフィットする理由
NISAは、長期的にコツコツ積み上げていく投資スタイルとの親和性が極めて高いです。私も、世界分散型のインデックスファンドを中心に、毎月定額で買い続けています。
気づけば5年、10年と経ち、資産は静かに育っていく──この感覚こそが、真の「お金の安心感」ではないでしょうか。
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まとめ
- NISAは投機的な使い方には向かない。
- 「損切りできない」ことは、むしろ制度本来の趣旨に合っている。
- 非課税であることが、損益通算できない理由でもある。
- 積立投資とナンピンは全くの別物である。
- NISAは時間と共に育てる“人生と寄り添う”制度である。
おわりに
NISAに対する不満や誤解は、短期利益を求める視点が根底にあることが多いです。しかし、資産形成とは本来、人生と共に歩む長期のプロセスだと私は信じています。
制度をうまく活かすためには、考え方そのものを“投資脳”に切り替えることが大切──そう実感しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。







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