はじめに
こんにちは、Burdonです。ビットコインが11万ドルを突破し、いよいよ市場は新たなステージに突入しました。注目すべきは価格だけでなく、その背後にある構造的な変化です。ETFを通じた機関投資家の参入、政治的リスク、そしてアルト市場の変遷──今回はその全体像を俯瞰しつつ、私なりの視点で整理してみます。
ETFと機関投資家による市場構造の変化
個人主導だった2021年のブームとは異なり、今は機関投資家主導の相場が展開されています。現物ETFへの資金流入は1週間で27億ドルを超え、ブラックロックETFには8日連続で流入が続いています。
この動きは、ビットコインをリスク資産から資産クラスとして再評価させるきっかけにもなっており、価格の下支え要因としても極めて重要です。
転換点としての普及率10%
2025年、暗号資産の普及率は11%を超える見込みとされ、これはインターネットの成長期と同様、指数関数的な成長フェーズの入口です。個人利用者だけでなく、法人や金融機関による実需ベースの活用も進行しています。
社会インフラの一部として暗号資産が扱われる日も、そう遠くないと感じています。
政治的リスクと短期的乱高下
市場の変動要因として無視できないのが、トランプ氏による関税発言です。6月1日の関税実施延期が報じられると、瞬時に市場は反応し、為替もドル安に振れました。こうした政治的ファクターによる変動は、今後もつきまとうでしょう。
テクニカル分析と同時に、マクロ政治の読み解きがより一層重要になります。
出遅れるアルト市場──今後のカギはETF整備
アルトコイン市場はビットコインと比べて依然として出遅れており、特にETFが未整備な銘柄は資金流入が限定的です。ただし、ETHやBNBといった上位銘柄には一定の安定感と資金が見られ、今後のETF承認次第では再評価の可能性も十分にあります。
テクニカル分析:次なる一手は?
現在、RSIのダイバージェンスや出来高推移を見る限り、11万2000ドル付近での調整が濃厚です。私自身は、10万7000ドルでのロングイン、あるいは11万2000でのショートを視野に入れています。
短期トレードを行う方にとっては、今後数週間が非常に重要な局面になるでしょう。
まとめ
- 機関投資家の参入で市場構造が大きく変化
- 暗号資産の普及率は10%を超え、拡大フェーズへ
- 政治リスクは短期的な価格変動要因として継続
- アルト市場の再評価にはETFの整備が必須
- テクニカル面では一時的な調整に要注意
おわりに
価格の変動だけに注目していると見誤るものがあります。暗号資産が“メインストリーム”へと移行する今こそ、その構造や背景を読み解く力が求められると感じます。
私自身も、情報をアップデートしながら柔軟に行動していきたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。







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