📌 目次
- はじめに
- NVIDIA決算──成長鈍化の中に光る「レジリエンス」
- 中国への輸出規制──45億ドルの影響とCEOの主張
- AI基盤「ブラックウェル」が鍵を握る
- 世界は今「中東AI圏」を注視している
- レジリエンスの正体──規制をどう読み、動くか
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- まとめ
- おわりに
はじめに
こんにちは、Burdonです。今回は米国半導体大手NVIDIAの決算について私の視点から解説します。
数あるビッグテック企業の中で唯一株価が上昇したのは、単なる好決算にとどまらず、背景にある中国リスクやAIインフラ競争をどう乗り越えたかがカギです。
NVIDIA決算──成長鈍化の中に光る「レジリエンス」
今回の売上は前年比+69%という異常値にも関わらず、過去と比較すると成長率は鈍化。ですが、市場は評価しました。なぜか?
その理由は「レジリエンス(回復力)」。AIバブル崩壊や中国への輸出制限といった不確実な外部要因に対応しきった経営戦略が評価されたのです。
中国への輸出規制──45億ドルの影響とCEOの主張
トランプ政権によるH20プロセッサの輸出制限により、NVIDIAは過剰在庫問題(45億ドル)に直面しました。
CEOのジェンスン・ファン氏は「中国市場は大きすぎて無視できない」と語り、技術共有による支配構造を提案。これは強い説得力を持っていました。
AI基盤「ブラックウェル」が鍵を握る
中国市場を失ったとしても、次世代AI基盤「ブラックウェル」が売上を補完すると分析されています。なんと、年間で1100億ドル規模の売上が期待されているのです。
世界は今「中東AI圏」を注視している
NVIDIAはUAEとの連携を深め、中東AI拠点「ソブリンAI」構想に参加。これはOpenAIやオラクルと連携する国家プロジェクトでもあります。
レジリエンスの正体──規制をどう読み、動くか
今回の決算で評価されたのは、「成長率」ではなく“変化への適応力”。EDAや設計ソフトの輸出禁止などの動きにも、対話と戦略で乗り切る姿勢が強調されていました。
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まとめ
- NVIDIAは過剰在庫45億ドルのダメージを受けつつも、株価は上昇
- AI基盤「ブラックウェル」で中国リスクをカバー
- 中東との提携でAI新勢力「ソブリンAI」へ進出
- レジリエンス=“柔軟に変化へ備えられる力”が評価された
- 世界的な規制変動を先読みする力が今後の鍵に
おわりに
投資において、数字だけでなく“構造の変化”を読み取ることが重要だと感じた決算でした。
特にAI基盤×地政学というテーマは、今後さらに注目が集まる分野。引き続き追っていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。







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