📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。皆さんは「2025年問題」という言葉をご存じでしょうか?漠然とした不安はあっても、具体的な内容を理解している人は少ないかもしれません。しかし、これはただの将来予測ではなく、すでに私たちの暮らしに影響を及ぼし始めている現実の問題です。
今回は、人口減少と高齢化の進行に伴って顕在化する日本社会の構造リスクと、そこから私たちが学ぶべき生き方について綴っていきたいと思います。
2025年に訪れる“見えない崩壊”
2025年、団塊の世代が75歳を超え、日本人の4人に1人が後期高齢者となります。この結果、医療や介護などの社会保障費が急増し、国家予算の多くを占めるようになります。
この増加した負担を支える現役世代は年々減少しており、もはや一部の世代や業種だけでカバーできる話ではありません。社会構造そのものが問われる時代に突入したのです。
物流の限界──あなたの生活は本当に届くか
2024年から始まったトラック業界の「2024年問題」も見逃せません。ドライバーの時間規制が強化され、物流コストは高騰。2025年にはそれが地方の物流崩壊という形で現れてくると考えています。
私が懸念するのは、日常の「当たり前」が維持できなくなること。生鮮品が届かない、ネット注文が数日遅れる、そうした変化が都市部よりも地方から先に始まっていくでしょう。
インフラ崩壊と自治体の消滅
道路・橋梁・上下水道など、国土を支えてきたインフラの多くが寿命を迎えつつあります。2025年時点で既に40%、2035年には63%の橋が老朽化するという予測には、背筋が冷たくなる思いです。
一方で地方自治体の財政はすでに限界に達しており、維持管理が追いつかない現状もあります。「10年以内に消える自治体が20%以上ある」との統計にも現実味を感じざるを得ません。
2040年、日本はどうなっているのか
少し視野を広げて2040年を見てみましょう。日本の総人口は1億人を割り、65歳以上は約4,000万人となります。現役世代が1人で1人の高齢者を支える社会が、現実になります。
この構造は、今の制度では到底支えきれません。私自身、国の仕組みに過度な期待をせず、自分自身でリスクヘッジしていくことの重要性を日々痛感しています。
個人ができる備えとは?
では、私たちはどうすべきなのか。私は3つの観点から準備を始めています。
- 経済的分散:複数の収入源や資産地域を持つ。
- 物理的分散:都市部だけでなく、地方や海外も視野に。
- 情報分散:日本のメディアだけに頼らない、多角的視点。
特に情報発信は、自分の思考を整理し、価値提供にもつながる強力な“資産”です。
まとめ
- 2025年、団塊世代が後期高齢者になり、社会保障が逼迫。
- 物流の停滞が地方から都市生活に波及する。
- インフラ老朽化と自治体消滅が同時進行。
- 2040年には現役1人で高齢者1人を支える超負担国家へ。
- 個人でリスクを分散することが、生存戦略になる。
おわりに
「もう少し先のこと」と思っていた未来が、静かに私たちの背中に迫ってきています。社会が壊れる音は大きくないかもしれませんが、確実に足元から崩れ始めているのです。
生き方も考え方も、これまでと同じではいられません。自分の人生を守れるのは、最終的には自分しかいない。そんな覚悟を持って、次の時代を迎えていきたいと強く感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました。







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