はじめに
こんにちは、Burdonです。先週、ビットコイン市場を中心に暗号資産が軒並み下落しました。その背景には、なんとイーロン・マスク氏とトランプ大統領の対立という信じ難い要素がありました。
政治と経済の関係が密接であることは言うまでもありませんが、今回の件では、SNS上での応酬が市場に実際の価格変動をもたらした点が非常に興味深かったです。この記事では、その原因から市場の反応、今後の見通しまで私の視点で解説します。
トランプ×イーロン──対立の火種は「税制とEV支援」
発端は、トランプ氏が掲げる包括的な税制改革と支出法案に、イーロン・マスク氏がSNSで懸念を示したことです。政府財政赤字の拡大やEV支援の縮小が内容に含まれていたとされ、テスラの立場を考えれば当然の反応でしょう。
それに対してトランプ氏が「失望した」と応戦し、マスク氏も反撃。なんとエプスタイン文書にトランプの名前が含まれていると主張し、対立は激化しました。
その余波がビットコイン市場を直撃
この対立により市場心理は一気に冷え込み、ビットコインは10万3000ドルまで下落。特にドージコインなど、イーロン関連銘柄の下げ幅が顕著でした。
しかし、これは一時的なショックの可能性も高く、今後の両者の関係修復に期待する声も出ています。
ETF・機関投資家・トークン化──長期的な明るさも健在
短期的にはネガティブですが、長期的にはむしろ好材料が揃っているように感じます。現物ETFへの投資残高は約1.5兆円に拡大。JPモルガンやブラックロックも参入しており、企業や政府機関の保有額は急増中です。
また、リアルワールドアセットのトークン化も注目の成長分野。実世界の資産がブロックチェーン上で流通する流れは、金融の未来を変えるインパクトを持つと私は感じています。
テクニカル分析と今後のポイント
現在の相場は移動平均線を割り込んだ調整局面に入っており、短期的には下落圧力が強い状況です。
ただし、半減期後12〜18ヶ月で最高値更新する傾向があるという「アノマリー」に当てはめると、今がちょうどそのタイミング。過去のデータに基づけば、ここを「押し目」と考える動きも増えてくるかもしれません。
まとめ
- イーロン・マスク氏とトランプ氏の対立が、暗号資産市場に心理的ショックを与えた
- ビットコインは一時10万3000ドルまで下落
- 現物ETF・企業保有・資産のトークン化など、中長期では強気材料が揃う
- テクニカル的には調整局面。短期は注意、中長期はチャンスか
おわりに
金融と政治が複雑に絡み合う時代、相場の乱高下に一喜一憂せず、冷静にファンダメンタルとテクニカルの両面から判断する目が必要だと改めて感じました。
特に今後の暗号資産市場は成熟期に入りつつあり、変動も大きくなります。自分のスタンスを明確に持ちつつ、柔軟に対応していきたいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。







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