📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。
6月中旬、アメリカで発生した複数の出来事が暗号資産市場に重大な影響を与えました。トランプ氏の発言が地政学的リスクを再燃させ、市場が大きく動いた矢先、上院ではついにステーブルコイン規制法案が可決。
本記事では、それぞれのニュースの本質と、それが我々の資産運用にどう影響するかを、私なりの視点でお伝えしていきます。
トランプ発言が与えた市場の衝撃
中東情勢が緊迫する中、トランプ氏が「イランの最高指導者の位置を把握している」と発言。これがアメリカの軍事介入を示唆すると解釈され、暗号資産市場では即座にリスクオフムードが拡大しました。
ビットコインは105,400ドルまで急落。市場のセンチメントは一気に悪化し、投資家のリスク耐性が問われる局面となりました。
このような地政学リスクは、価格変動のトリガーとして今後も注視する必要があると感じています。
米上院が可決!ステーブルコイン法案の衝撃
注目すべきは、上院で可決された「ジーニアス・アクト」。これは米国におけるステーブルコインの合法的な運用を可能にする法案であり、金融界にとって歴史的な勝利と言っても過言ではありません。
この可決により、金融機関がデジタル通貨の領域へ本格的に進出できる環境が整備されつつあります。暗号資産という言葉に偏見を持っていた層への浸透も、これで一気に進む可能性が高まったと感じています。
そしてこのタイミングで動き始めたのが、あのJPモルガンです。
JPモルガンの「JPMD」と新たな金融戦略
JPモルガンは独自のトークン「JPMD」を準備中とされ、これは顧客預金をベースにした独自発行トークンになる見込みです。
しかも発行場所は、コインベースが開発したレイヤー2チェーン「Base」。JPモルガンの資本がDeFiとの境界線をなくしつつあるという事実に、私は強い衝撃を受けました。
既存金融機関の動向が、暗号資産の基盤技術に与える影響は計り知れません。今後、他行も同様のステーブルコイン開発に参入してくるでしょう。
PR:こうした金融変化に備え、損益計算は自動で済ませておきたいですね。
【CRYPTACT(クリプタクト)】
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BTC・ETHはどう動く?テクニカル視点から見る展望
ビットコインは直近で10万ドルを割る可能性も視野に入れておく必要があります。現在は10万6千〜8千ドルが抵抗帯で、ここを突破できるかが今後の動きを左右します。
一方、イーサリアムはステーキング量の増加から、供給が圧迫されており中長期では上昇圧力が高まっています。
また、XRPやユニスワップなどもテクニカル的には戻り売りを警戒すべき局面。特に初心者ほど「上がり始めたから乗る」のではなく、相場環境全体を見て行動する意識が大切です。
まとめ
- トランプ発言が中東リスクを高め、暗号資産市場は急落した
- ステーブルコイン規制法案が上院を通過し、米金融界が大きく動き始めた
- JPモルガンの「JPMD」は伝統金融とブロックチェーンの融合を象徴
- ビットコインは10万ドル割れリスクも。相場の下落を想定した備えが必要
- 中長期ではETHやゴールドにも注目したい
おわりに
市場を動かすのは、いつだって「制度」と「戦争」のような大きなトリガーです。今回の動きはまさにその両方が絡んだものであり、投資家として見逃せない流れだったと思います。
私もこのタイミングで、保有資産の再構築を行いました。今後も新たな制度やリスクに対して備えを怠らず、引き続き冷静な判断を心がけていきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。







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