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📌目次

はじめに

こんにちは、Burdonです。

ここ数年、「フィリピン不動産投資で成功した」という話をSNSや投資セミナーで頻繁に見かけますが、果たして本当にうまくいくものなのでしょうか。今回は、私自身が現地経験や国内外の実例から感じたフィリピン不動産投資の本当のリスクと出口戦略について、率直にまとめてみました。これから海外で資産を持ちたいと考えている方や、すでに投資済みで出口に悩んでいる方にも参考になる内容だと思います。

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フィリピン不動産投資に潜む「人口ボーナス神話」

マクロ経済とミクロ視点のギャップ

「フィリピンは人口が増え続けるから、不動産も今後上がり続ける」──よく聞く話ですが、これはマクロとミクロが混同された典型例です。日本でも都心と地方では不動産市況が全く異なりますが、フィリピンでも“国全体の成長”と“自分が買う物件の価値上昇”はイコールではありません。

現地ニーズと投資物件のミスマッチ

私が一番懸念しているのは、実際の需要と投資家が買う高級コンドミニアムなどの物件価格帯が大きく乖離している点です。現地の労働者層が払える家賃・所得と、外国人投資家が想定する物件価格には大きな差があります。いくら人口が増えても、その人口が「あなたの投資した物件」を借りるとは限らないのです。

高利回りのワナ──「7%」の表面利回りに騙されないために

見落としがちなコストと税制

表面利回り7%、10%──これもよく聞く宣伝ですが、税金(25%の所得税)、管理費や修繕費、家具や内装費、さらには保険料まで含めると実質利回りは1~2%、むしろマイナスになることも珍しくありません。この点を計算せず「日本より高利回り!」と飛びつくのは危険です。

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高い空室率のインパクト

最新のデータでは、2025年末までにマニラ首都圏のコンドミニアム空室率が26%に達するという予測も出ています。実際に私の知人も入居者が見つからず、持ち出しが続いて困っていました。供給過多の現状では、空室リスクが資産運用全体を圧迫します。

最大の落とし穴「出口戦略」の現実

中古市場の不透明性

フィリピンでは、中古取引の価格情報がブラックボックス化されていて、「自分の物件の本当の価値」を把握するのが非常に難しい現実があります。日本やアメリカのようにオープンな価格データベースは存在せず、ブローカーに頼るしかありません。その結果、買った値段で売ること自体が至難の業です。

外国人40%ルールの壁

フィリピンの法律では、コンドミニアムの40%までしか外国人が所有できません。自分が売却する時、すでに外国人枠が埋まっている場合は、現地人にしか売れず、しかも高値で買ってくれるとは限らないため出口が限定されます。

購入時コストと値崩れリスク

現地では物件価格とは別に仲介手数料や処刑費など、初期費用だけで物件価格の10%程度が消えていくことも珍しくありません。そのため契約書にサインした時点で“マイナス”スタートとなり、含み損からの挽回は難しくなります。

管理とトラブルのリアル体験

管理会社と現地トラブル

実際に日本人オーナーの多くが悩まされているのが、現地管理会社とのコミュニケーションの難しさです。対応が遅い、家賃の送金が遅延、入居者からのクレーム放置、最悪は家賃持ち逃げなど、現地ならではのトラブルは頻発しています。私の知り合いも、数ヶ月家賃収入が途絶えたことがありました。

デベロッパー神話の危険性

「大手デベロッパーだから安心」という神話も通用しません。現地大手企業でも資金繰り悪化や建築遅延、プロジェクトの頓挫は現実にあります。高級ブランド名の物件であっても、実際の建築や管理は下請けに委託され、仕上がり品質もバラバラです。

私が考える「海外不動産投資」で成功するポイント

失敗を避けるための5つのチェックリスト

  1. 中古市場や流動性が高い国・エリアか確認する
  2. 現地法規制・外国人所有権の条件を事前に調べる
  3. 管理会社の実績や現地サポート体制を必ず確認する
  4. 出口(売却)時のコスト・税金を試算する
  5. マクロ経済データだけでなく「誰が本当に借りるのか」まで考える

実践したい代替資産運用法

海外資産運用=海外不動産だけではありません。市場の透明性や法整備が進んだ国の不動産や、投資信託・ETF・NISA・iDeCoなど、分散した運用も併用することで、リスクをコントロールできます。
投資初心者ならファンドを活用した長期積立型の資産形成から始めるのもおすすめです。

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まとめ

フィリピン不動産投資は「人口ボーナス」や「高利回り」といったセールストークに惑わされがちですが、実際には出口戦略・管理・法規制・中古市場の透明性・空室リスクなど、乗り越えるべき壁が多いのが現実です。
海外投資で失敗しないためには、現地のルールや相場を正しく把握し、分散投資・長期運用を前提に出口まで見据えることが重要です。
これから海外投資を検討する方には、まずは国内外の投資信託やETF、NISAなど手数料の低い透明性の高い運用から始め、知識と経験を積みながら次のステップに進むことをおすすめします。

おわりに

私自身も海外不動産投資に強い憧れを抱いた時期がありましたが、現地視察や実際の投資家の体験を聞くほどに「出口の設計とリスク管理の大切さ」を痛感しました。
投資は「知っているか知らないか」で大きな差がつきます。後悔しない選択のためにも、最新の情報や現地の実情をしっかり見極めて行動していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。



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