📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。
米国株式市場の中心であるS&P500が2025年7月、ついに史上最高値を更新しました。リーマンショックやITバブルなど数々の危機を乗り越え、米国市場がここまで成長し続けた背景には、世界経済を動かす様々な要因があります。
本記事では、最新の市場動向から今後の展望、そして私自身の長期投資の経験を交えながら、今まさに投資を始めている方・これから資産運用を強化したい方に向けて、「長期で後悔しない投資の考え方」まで解説します。
S&P500が最高値を更新した理由
AI関連株の復活
2025年のS&P500上昇を牽引している最大の理由が、AI関連企業の急成長です。特にNVIDIA、メタ、マイクロソフトといった企業の株価が、2025年前半から急激に回復し、年間でNVIDIAは約39.5%、メタは44.5%、マイクロソフトも15%以上のプラスリターンを記録しています。
これらAI分野のリーダー企業はS&P500の指数構成比率も高く、個々の株価上昇がそのまま全体の押し上げ要因となっています。私自身もAI関連の波は今後も長期的な成長ドライバーになると考えています。
中東情勢の安定化
イランとイスラエル間の緊張が高まったものの、2025年6月には早期の停戦合意が実現し、原油価格も安定。この安心感が投資家心理を支えました。地政学リスクはしばしば短期的な売りを誘いますが、落ち着いたことで再び買い安心感が広がりました。
トランプ関税の延期
米国の追加関税(トランプ関税)が8月まで延期されるという発表がありました。もともと4月の暴落もこの関税への警戒から始まったものですが、延期が発表されたことで「すでに市場は織り込んでいた」と受け止められ、むしろ上昇材料になりました。
今後の経済政策の動向はまだ油断できませんが、現時点では株価にプラス材料となっています。
今後のS&P500見通し
過去統計から見る今後の傾向
実は、5月・6月と連続して株価が上昇した年は、その後1年間で約85%の確率でプラスリターンとなるという統計データがあります。実際、今年も6月の伸びが顕著で、同じパターンに当てはまりそうです。
さらに5月・6月ともにプラスだった年の半年後には、約94%の確率で上昇しており、中央値で8.7%のリターン。1年後も約87%の確率でプラス、中央値で15.5%という心強いデータも出ています。
トランプ関税リスクと市場の注意点
楽観ムードが続く一方で、私が注意しているのがやはり「トランプ関税」の動向です。8月以降に25%の追加関税が現実になれば、米国のみならず日本企業にも大きな影響が及ぶ可能性があります。
関税は企業利益だけでなく、消費者物価や輸出入バランスにも波及するため、一時的に下落リスクも意識しておくべきと考えています。
私が実践する長期投資戦略
売らない勇気と長期積立の原則
私自身の実体験からも、短期的な市場の上下に一喜一憂せず、「長期積立・分散投資」を続けることが結局は最も効率が良いと実感しています。
投資の世界では「セル・イン・メイ(5月に売れ)」という格言もありますが、結局長期で積み立てていれば市場の回復力に助けられることが多いです。途中の暴落や不安な局面こそ、過去のチャートを見返して「投資継続の意義」を再確認するタイミングだと考えています。
投資信託やNISA・iDeCoを活用し、生活防衛資金を確保した上で無理なく積立を続けるのが理想です。
PR:投資信託デビューを後押ししてくれるファンドも豊富。mattocoで今すぐチェック。
不安への対処とリスク管理
人はどうしても「下落リスク」の情報に敏感になりがちですが、損失回避バイアスに流されて感情で売買してしまうのは禁物です。もし積立が苦しくなった場合は、まず毎月の支出や生活防衛資金を見直すことから始めるのが良いでしょう。
また、資産形成のゴールは「いくら増えたか」だけでなく「どれだけ安心して暮らせるか」だと私は考えています。
将来の出口戦略や分散投資についても、最新の金融情報やシミュレーションが有効です。
まとめ
S&P500が史上最高値を更新した今、AI関連株の成長や国際情勢の安定、そして投資家心理に影響する政策など複数の要因が絡み合っています。しかし「今が高値だから」と慌てて売るのではなく、データや過去の経験をもとに自分の投資方針を貫くことが最も成果につながると私は実感しています。
一時的な下落やノイズも長期視点で見ると小さな揺れに過ぎません。だからこそ、生活に無理のない範囲でコツコツ積立を続け、資産形成を楽しみながら進めていきましょう。
おわりに
この記事を書きながら、改めて長期投資の本質と大切さを再認識しました。マーケットの浮き沈みも投資の醍醐味。最後まで一読いただき、本当にありがとうございます。これからも読者の皆さんと一緒に成長していければ嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。







コメントを残す