📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。
資産形成において「オルカン投資(全世界株式インデックス投資)」は、多くの人にとって安定性と長期的成長の両立を期待できる手法です。しかし、どれだけ安定していると言われても、投資を続ける中で必ず現れる最大の誘惑があります。
今回はその誘惑の正体と、それに打ち勝ち長期的に成果を上げるためのスタンス、そしてオルカン特有のリスクについて解説していきます。
オルカン投資の現状と背景
2025年8月現在、オルカンは市場最高値を更新しています。2024年のトランプショック後、急速に回復し、投資を続けてきた人全員がプラスの状態です。
しかし、2025年6月には前年同月比で資金流入が73%減という現象がありました。当時は世界経済への悲観的予測が多く、買い控えが起きた結果です。これは短期的な予測がいかに当てにならないかを示す好例だと感じます。
最大の誘惑とその正体
オルカン投資家が直面する最大の誘惑は「より成績の良いファンドに乗り換えたい」という気持ちです。
オルカンは「バランス型」であり、年間成績で1位になることはありませんが、最下位にもならない安定型です。一方、特定の国や業種に集中投資すれば、当たり年には大きな利益が得られます。この差が投資家心理を揺さぶります。
しかし、短期的な成績だけを追って乗り換えを繰り返すと、税金・手数料・高値掴み・底値売りといったコストが積み重なり、長期成績は悪化します。
勝つための投資スタンス
オルカン投資で成功する鍵は欲を抑え、淡々と積み立てを継続することです。短期的に見れば地味でも、10年・20年と積み上げれば安定した上位成績を残せます。
相場の波に合わせて右往左往するよりも、安定したリターンを複利で積み上げることが最終的に大きな資産につながります。
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オルカン投資の主なリスク
分散の偏り
オルカンは全世界株式をカバーしますが、米国株が6割以上を占めています。そのため、米国経済の悪化時には影響を受けやすい構造です。
為替の影響
円安時は資産額が増えますが、円高になると減少します。2024年の成長率は円安効果が大きく、逆に2025年は円高で伸びが鈍化しました。
成長性の低い国の含有
全世界株式には成長性の低い国も含まれます。ただし割合は小さいため、長期的な影響は限定的です。分散効果を保つためには必要な要素とも言えます。
まとめ
- オルカンは1位を取らないが最下位にもならない安定型
- 最大の敵は「乗り換えたい」という誘惑
- 短期成績よりも長期的な積み上げが資産形成の本質
- 米国依存・為替変動・成長性の低い国などのリスクを理解しておく
- 暴落時にも動揺しないため、事前にリスクを把握しておく
おわりに
私自身も過去に「もっと良いファンドがあるのでは?」と何度も心が揺れた経験があります。しかし、長期的に見れば地味でも安定した投資こそが結果を出すと実感しました。
オルカン投資を続ける皆さんには、ぜひこの誘惑に負けない心構えを持ち、着実な資産形成を進めていただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。







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