📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。
今回は、不動産投資を始めたいと考えている方が9割以上の確率で誤解している3つの幻想と、その結果として起こる失敗を回避するための具体的な方法についてお話しします。
「家賃収入で悠々自適」「ローン完済で資産が残る」「高収入なら優遇される」…これらは耳障りの良い言葉ですが、現実は大きく異なります。私自身もかつて信じていた部分があり、痛い経験をしたことがあります。
幻想1:不動産投資=不労所得
「不動産投資は働かずにお金が入る仕組み」と思い込む人は多いです。しかし現実は反・不労所得とも言えるほど手間がかかります。
物件選定、管理会社選び、入居者募集、家賃回収、トラブル対応、修繕など、手を動かす場面は多く、完全外注すれば利益は減ります。
つまり、不動産投資は投資というより事業経営に近い性質を持っています。この視点を持たないと、予想外の手間や収益悪化に直面します。
幻想2:ローン完済で価値ある資産になる
ローンを返し終えれば資産が残る…確かに間違いではありません。しかし、返済完了時には建物の資産価値がほぼゼロということも珍しくありません。
特に地方では地価下落が進み、土地の価値すら維持できないケースもあります。結果として「ローン完済=資産形成成功」ではないのです。
有価値なうちに売却し利益を確保する戦略も必要です。
幻想3:高収入サラリーマンは優遇される
年収1,000万円クラスの会社員は銀行からの融資が通りやすい一方、業界では売れ残り物件のターゲットになりがちです。
理由は、高収入ゆえ赤字補填が可能と見なされるため。結果として、割高な物件を掴まされるリスクが高まります。
失敗の根本原因と業界構造
不動産投資で失敗する最大の理由は高く買ってしまうことです。業者は高く売りたい、投資家は安く買いたい。この利益相反構造を理解していないと、相手の土俵で戦うことになります。
提案を鵜呑みにせず、根拠を持って価格交渉できるよう準備しましょう。
物件選定条件の作り方
成功する投資家は自分なりの物件選定条件を明確にしています。例えば「駅徒歩10分以内、築5年以内、木造アパート、エリアは東京都・神奈川県・千葉県」など。
条件を明文化しておけば、提案物件の採否を冷静に判断でき、不要な衝動買いを防げます。
さらに妥協できる条件・できない条件を整理することで、現実的かつ戦略的な投資判断が可能になります。
まとめ
- 不動産投資は不労所得ではなく、事業経営に近い
- ローン完済後に資産価値がゼロになる可能性がある
- 高収入ほど売れ残り物件のターゲットになりやすい
- 最大の失敗原因は高く買うこと
- 自分なりの物件選定条件を持つことが成功の鍵
おわりに
私自身も以前は「家賃収入で悠々自適」というイメージを持っていました。しかし、実際には綿密な準備と冷静な判断が欠かせません。
不動産投資は知識武装と基準作りが全て。今回の内容が、あなたの投資判断の一助となれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。







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