📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。
最近、不動産クラウドファンディングの運営会社が破綻したというニュースを耳にしました。高利回りをうたい文句に広がってきた新しい投資手法ですが、現実には投資ではなく事業に近い側面が強く、リスクも大きいことが浮き彫りになっています。本記事では、破綻事例をもとにクラファンの仕組みとリートとの違い、そして投資家が学ぶべき教訓を整理してみます。
不動産クラファン破綻の事例
クラファンの成長は目覚ましいものでしたが、今回初めて運営会社の破綻が報じられました。出資金の返還が不透明になり、多くの投資家に衝撃を与えています。
株式会社ダイムラー・コーポレーションの破綻経緯
ニュースとなったのは株式会社ダイムラー・コーポレーションという会社。代表者の急逝により経営が混乱し、債務超過の状態で破産申請へと進みました。土地取得を行っていましたが、資産売却で投資家に十分な返還がされる見込みは薄い状況です。
開発型クラファンのリスク
問題となったのは開発型ファンドでした。新規の民泊施設やリゾート開発など、まだ存在しない事業に資金を投じる形式です。これは安定した収益不動産に投資するのとは異なり、ゼロになる可能性を常に抱えています。
配当未払いの事例も増えており、「定期預金感覚で投資した」という投資家の声がありましたが、実際は高リスク・高リターンの事業そのものなのです。
不動産クラファンとリートの違い
ここで明確にしておきたいのは、「クラファンは事業」「リートは投資商品」という根本的な違いです。
クラファンは「事業」である
クラファンは運営会社が個別案件を選び、投資家はその事業に出資します。運営会社の経営状況や案件の成否に強く依存し、透明性も限定的です。開発案件の場合はさらにリスクが高く、投資というより経営への参加に近い形になります。
リートは「投資商品」である
一方のリート(不動産投資信託)は法律に基づき運営され、上場もされているため透明性が高く、配当も90%以上を出すことが義務付けられています。多様な物件に分散投資でき、災害リスクや空室リスクを一社の倒産で失うことはありません。
利回りはおおむね3〜5%程度ですが、長期投資においては安定性と流動性の両立が強みといえます。
投資家が学ぶべき教訓
今回の事例から、私が強調したい教訓は以下の3つです。
- 利回りの高さに惑わされないこと:年8〜12%の高利回りは「ゴミクズ化」のリスクを内包していると肝に銘じるべきです。
- 運営会社の健全性を確認すること:債務超過の会社に出資するのは論外です。最低限の財務調査は必須です。
- クラファンは事業でありゼロになる可能性がある:定期預金感覚での参加は危険です。資産形成のコアには向きません。
不動産を資産クラスとして取り入れるなら、まずはリートを通じた分散投資を軸にすべきだと私は考えます。
まとめ
- 株式会社ダイムラー・コーポレーション破綻は不動産クラファンのリスクを象徴する事例
- 開発型ファンドは特にゼロリスクを抱える「事業投資」
- リートは透明性・流動性・税制メリットに優れた投資商品
- 高利回りに飛びつかず、運営会社の信頼性を最優先で確認すること
- 資産形成の中心にはリートやリートファンドを据えるのが現実的
おわりに
今回の事例を通じて、私は改めて「不動産クラファンは投資ではなく事業」という現実を痛感しました。手軽に見えても実態は複雑でリスクも大きく、万人向けではありません。一方で、リートは制度設計の強みから長期投資の柱となり得ます。私自身も不動産クラスに投資する際はリートを基本にしています。
安易に「高利回り」に惑わされず、本質を見極めること。それが資産形成において最も重要だと改めて感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました。







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