📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。
「日本株はオワコン」と言われ続けてきた時代がありました。しかし、ここ数年の日経平均の動きを見ていると、その評価は果たして正しいのか疑問を抱かずにはいられません。
この記事では、日経平均とS&P500の過去5年間のリターンを比較しながら、投資家としてどう向き合うべきかを私の視点で整理しました。
日本株は本当にオワコンか?
2020年頃までは「日本株は成長性がない」「米国株一択」といった声が強く聞かれました。私自身も当時は米国株に強い魅力を感じていましたが、国内市場にも潜在力が残っていることは否定できません。
特に直近の数年間で日経平均が史上最高値を更新し、TOPIXも大幅に上昇したことから、単純に「オワコン」と切り捨てるのは早計だと考えるようになりました。
過去5年間のパフォーマンス比較
では具体的に、日本株と米国株のリターンを見比べていきます。
日経平均とTOPIX
日経平均は5年前の約2万3000円台から現在4万3000円台に達し、上昇率は約86%。TOPIXに至っては93%と、ほぼ倍近い成長を見せています。
これは日本企業のEPS改善やインバウンド需要回復といったファンダメンタルズの底上げが背景にあります。
S&P500の成績
S&P500は同期間に約90%の上昇を記録。特にドル建てで見ると日本株と同水準の伸びに見えますが、円建てで投資していた場合は173%という驚異的なリターンとなりました。
この差の大部分は為替要因に起因します。
為替の影響
円安が進んだことで、円建てでの米国株投資は大きな恩恵を受けました。逆に言えば、為替が円高に振れればリターンは大きく削られるリスクもあるということです。
私自身も米国株の評価額が大きく膨らんだのを実感しましたが、「為替次第で数字が変わる怖さ」も同時に感じました。
投資家が学ぶべきポイント
分散投資の必然性
日本株も米国株も、それぞれの時期で優位性が変わります。将来を100%当てることは不可能だからこそ、分散投資が最善の戦略だと改めて痛感しました。
リターンとリスクの関係
高いリターンが得られている時ほど、不思議なことに「この先下がるのではないか」という恐怖が増します。得をしている時の方が心理的には不安定になるのです。
だからこそ、アセットアロケーションを意識し、定期的にリバランスすることが重要だと感じました。
長期的な視点の重要性
株式市場は短期的には上げ下げを繰り返しますが、長期的に見れば右肩上がりで成長してきました。大事なのは市場に居続ける姿勢であり、短期の値動きに振り回されないことだと強く思います。
まとめ
- 日経平均・TOPIXともに過去5年で約2倍近い成長を記録
- S&P500はドル建てでは日本株と同等だが、円建てでは圧倒的なリターン
- 為替の影響がリターンに大きく作用する
- 分散投資と長期視点が投資家にとって不可欠
- 高リターン時ほど冷静にリスクを見直す必要がある
おわりに
日本株がオワコンと言われていた時代から今日までの流れを振り返ると、市場の評価は本当に移ろいやすいものだと実感しました。
私自身は、これからも「米国株も日本株も新興国株も含めて、広く分散して持つ」スタンスを大切にしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。







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