📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。
最近、オルカンとS&P500のどちらが良いのかという論争が絶えません。特に新しいNISAが始まって以降、このテーマは投資家にとって避けて通れない話題になっています。
私自身もオルカンを中心に長期運用をしているため、気になるテーマでした。今回は「オルカンは今後どうなるのか」について、過去の実績から将来性までを整理し、私なりの考えをまとめてみます。
オルカンとS&P500の過去実績
直近30年のデータを見ると、S&P500は約12倍に成長しており、オルカン(全世界株式)は約8倍にとどまっています。単純にリターンだけを比較すると、S&P500が圧倒的に強いというのは明らかです。
ただし、オルカンの成績も十分優秀であり、アメリカが好調でない時期には他の地域がリターンを補ってきた事例も多くあります。つまり「リスク分散」の観点ではオルカンに優位性があるのです。
オルカンの4つの特徴
特徴1:割高感が小さい
S&P500の予想PERが約22倍に対して、オルカンは14倍前後。適正水準に近く、加熱感が抑えられています。将来的な株価調整のリスクを考えると、この割安性は安心材料です。
特徴2:国際的な分散効果
オルカンはアメリカ比率が65%程度ありますが、残りは日本や欧州、新興国が占めています。米国一極集中を避けつつ、世界全体の成長を取り込めるのが魅力です。
特徴3:銘柄分散の広さ
S&P500の構成は500銘柄ですが、オルカンは約3000銘柄に分散されています。そのため特定の企業に依存しにくく、個別株の急落リスクを抑えられる点で安心感があります。
特徴4:業種分散による安定性
S&P500はIT比率が34%に達していますが、オルカンは27%。ハイテクの伸びを取り込みつつも、他業種にもしっかり分散できるため、市場全体のバランスを意識した設計になっています。
今後のオルカンの展望
アメリカは強い経済を誇っていますが、常に最強というわけではありません。2000年代初頭には他地域が好調で米国株が停滞した期間もありました。この不確実性を考えると、オルカンの自動調整機能は強力です。
時価総額に応じて銘柄比率が自動的に変化する仕組みのため、経済の勢力図が変わってもポートフォリオは自然に最適化されます。長期的に安心して運用できるという意味で、オルカンは私にとって外せない選択肢です。
まとめ
- S&P500はリターン面で優位性がある
- オルカンは割高感が小さく、安定的
- 国際分散・銘柄分散・業種分散でリスクを抑えられる
- 未来は予測不能だからこそ、オルカンの自動調整機能が有効
おわりに
オルカンとS&P500、どちらが正解というものはなく、投資目的や性格に応じて選ぶべきだと改めて感じました。
私はiDeCoでオルカンを、NISAと特定口座でS&P500とVTI、少額ながらNASDAQ100を持っている感じですが、リターンを重視するならS&P500だけを選ぶのも十分合理的です。最終的に大切なのは「続けられる仕組みを選ぶこと」だと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。







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