📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。
今回は新NISAでS&P500に積立投資した場合の将来シミュレーションについて解説します。現在、S&P500は過去最高値を更新し続けており、「今から投資しても遅いのでは?」と感じる方も多いかもしれません。しかし実際には、今から始めても長期的な資産形成は十分に可能であることを、データと具体的な数字を用いて説明していきます。
S&P500の現状と最高値の背景
2025年9月時点でS&P500は年初来リターン+12.96%と好調を維持しています。4月の一時的な「トランプショック」以降も回復を続け、現在では過去最高値を更新中です。背景にはアメリカの利下げ政策と世界的な流動性の高まりがあり、投資家心理を後押ししています。
過去データを見ても、市場が最高値付近にある時期に利下げが行われた年は全て翌年株価が上昇しており、その平均リターンは13.9%に達しています。つまり「最高値=危険」というわけではなく、むしろ投資を始める好機である可能性が高いのです。
積立投資のシミュレーション結果
ここでは、過去20年間のS&P500の平均年利9%を基に、積立投資をした場合の将来シミュレーションを紹介します。投資額は1万円〜10万円、期間は10〜30年で比較しています。
積立額別の資産推移
毎月1万円の積立でも30年で資産は約5倍に増加。投資元本360万円が約1,800万円に成長します。若いうちから始めることで、時間を味方につけられます。
毎月3万円なら30年で約5,000万円、5万円なら約8,500万円まで到達。7万円積立では1億円超えも現実的です。10万円積立を30年間続ければ、資産は約2億円に膨らみます。
新NISA非課税枠の活用ポイント
新NISAの非課税枠は1,800万円。毎月5万円積立なら30年で枠をちょうど使い切る計算です。7万円積立だと約22年で枠が埋まるため、以降は特定口座で運用を継続する形になります。
非課税枠を最大限活用すれば、税金を抑えながら効率よく資産を増やすことができます。
老後の取り崩しシミュレーション
次に、老後の「取り崩し期」のシミュレーションを見ていきましょう。運用利回り9%で運用を継続した場合、以下のような結果になります。
- 資産1,000万円:毎月5〜7万円の取り崩しなら資産が減らない(無限運用)
- 資産1,500万円:毎月10万円でも無限取り崩しが可能
- 資産2,000万円:毎月15万円取り崩しても約37年7ヶ月維持可能(65歳開始で102歳まで)
つまり、一定の利回りを維持できれば、老後資産を減らさずに取り崩していくことが可能です。年金と併用すれば、ゆとりある生活も現実的になります。
積立投資で成功するための考え方
今回のシミュレーションで最も重要なのは「時間を味方につける」ことです。短期的な下落や暴落を恐れて投資を遅らせるよりも、早く始めて長く続けることが成功のカギになります。
また、積立額を徐々に増やす工夫も有効です。たとえば、コンビニの買い物を減らす、自炊を増やす、格安SIMに変更するなど、日常の小さな見直しが将来の数百万円の差につながります。
まとめ
- S&P500は最高値でも長期的には上昇傾向を維持
- 年利9%を想定すれば、30年で資産は5倍以上に増加
- 新NISAの非課税枠を最大限活用することで税負担を軽減
- 老後の取り崩しも「無限運用」が可能になる水準を目指す
- 最も重要なのは「早く始めて続ける」こと
おわりに
最高値だからこそ不安になる気持ちも分かりますが、長期で見ればその不安は時間が解決してくれます。私は今だからこそ、地道に積立を続ける価値があると確信しています。
積立投資は派手さはないものの、最も堅実で再現性の高い資産形成法です。未来の安心のために、今日一歩を踏み出しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。







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