📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。
今回取り上げるのは「お金や投資の話を人にするな」という、とても重要なテーマです。税理士として長年現場を見てきた方が、自身や家族の実体験を交えて語っていました。私自身も資産形成を進める中で、確かに人に話すことで思わぬリスクや人間関係の軋轢を招くことがあると痛感しています。
この記事では、なぜ人にお金のことを話してはいけないのか、その背景と具体的なリスク、そして私自身が共感した気づきについてまとめていきます。
お金の話がもたらす落とし穴
友人・知人との関係悪化
最も身近な落とし穴は「友人や知人との距離が変わってしまう」ことです。例えば、「投資でこんなに利益が出た」と話せば、一時的には羨望の眼差しを浴びるかもしれません。しかし長い目で見れば妬みや嫉妬の対象になり、最悪の場合は詐欺の入り口になることすらあります。
税理士の体験談でも、知人を通じて投資話に引き込まれるケースが多いと紹介されていました。実際に「友達だから信じられる」と思った瞬間、冷静さを失い大きな損失につながることがあるのです。
家族・親戚で起こるトラブル
さらに厄介なのが家族や親戚との関係です。相続や親の介護といった場面では「資産を多く持っている人が負担すべき」という暗黙のプレッシャーが生じやすくなります。税理士として数多くの相続現場を見た中でも、資産の有無が家族の不和を生み出す典型例として語られていました。
私自身も「お金の話は家族内ですら慎重に扱うべきだ」と感じます。むやみに公開すれば、不要な摩擦を呼び込む可能性が高まるのです。
詐欺や犯罪に巻き込まれる危険
最も深刻なのは詐欺や犯罪のターゲットになるリスクです。税理士の母親が詐欺に遭い、そこから心身ともに追い込まれて亡くなった実体験が語られていました。このエピソードは非常に重く、改めて「お金があると知られることの危険性」を痛感させられました。
近年では「闇バイト」などの凶悪犯罪も増えており、「資産を持っている」と思われただけで被害に遭う可能性が高まります。つまり、お金の話をすること自体が命のリスクに直結するのです。
治安悪化と社会背景
税理士は「今の日本は貧困化が進み、治安が悪化している」と指摘していました。確かに統計でも貯蓄ゼロ世帯は少なくなく、生活に困窮する人々が一定数存在しています。そうした社会状況の中で「お金がある人」は目立ちやすく、狙われやすいのです。
海外ではすでに高級時計やブランド品を日常的に身に着けるのは危険とされ、日本も同じ流れに入りつつあるとの話も印象的でした。私も「資産を見せびらかさない」という生活の知恵は、今後ますます必要だと感じます。
資産とライフスタイルの工夫
「資産を持っていることを隠す」というのはネガティブな響きがありますが、実際には賢いライフスタイルの工夫だと考えます。例えばブランド品を控える、旅行や高額消費を目立たないようにするなど、日常の選択でリスクを減らすことができます。
また夫婦間でも資産の共有は難しいテーマですが、相互に信頼し合いオープンに話せる関係を築けるなら理想的です。ただし、価値観の違いからトラブルになる例も多いため、必要以上に資産額を口外しないバランス感覚が求められます。
資産形成と幸せの関係
最後に強調されていたのが「資産=幸せではない」という視点です。資産が増えれば安心できるどころか、不安や孤独感を招くこともあります。結局、資産形成は目的ではなく、幸せに暮らすための手段にすぎません。
私自身も「いくら資産があれば安心できるのか」という問いを常に持っています。終わりのない数字の追求よりも、自分にとっての幸せの形を明確にすることが何より大切だと感じました。
まとめ
- お金や投資の話を人にすることは、人間関係や安全に大きなリスクを伴う
- 友人・知人を通じた詐欺被害は想像以上に多い
- 家族や親戚の間でも資産が原因で不和が生じやすい
- 治安悪化の中で「資産を持っている」と思われること自体が危険
- 資産は幸せを保証するものではなく、あくまで人生を豊かにする手段である
おわりに
この記事をまとめながら、私自身も「誰にどこまで資産のことを話すのか」を改めて考えさせられました。資産は守ってこそ意味があり、見せびらかすものではありません。
大切なのは、お金をどう増やすか以上にどう守り、どう使うかです。ほどほどの幸せを大事にしながら、家族や大切な人と安心して過ごせる暮らしを築いていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。







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