📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。
今回は住宅ローンを変動金利で組むべき人・やめた方がいい人について解説します。多くの人が「金利が安いから」と何となく変動金利を選びがちですが、それは非常に危険です。金利の仕組みを理解し、自分の家計状況に合わせた選択をすることこそが、後悔しない住宅ローン選びの鍵となります。
変動金利の仕組みと特徴
変動金利とは、半年に一度金利が見直される仕組みです。市場の動向に応じて金利が上がったり下がったりするため、返済額が将来的に変動する可能性があります。
固定金利との違い
固定金利は契約時に決めた利率が返済終了まで変わらないタイプです。金利上昇時にも返済額が一定で安心感がありますが、変動金利よりも初期金利は高く設定されています。
例えば3000万円を35年で借りた場合、固定金利1.8%では総支払額約4100万円、変動金利0.7%では約3650万円となり、その差は450万円以上にもなります。数字だけ見れば変動金利がお得に見えますが、実は落とし穴もあります。
変動金利のリスク
変動金利の最大のリスクは、将来の金利上昇です。金利が0.5%上がるだけで、返済総額が約300万円増えるケースもあります。特に長期のローンでは、この差が大きく家計を圧迫する可能性があるのです。
また、「5年ルール」と呼ばれる制度にも注意が必要です。金利が上がっても5年間は毎月の返済額が据え置かれるものの、その間は利息ばかり払い元本が減らないため、後からまとめて支払う必要が出てきます。
変動金利が向いている人・やめた方がいい人
金利上昇リスクを理解し、冷静に対応できるかどうかがポイントです。ここでは代表的な2つの家庭を例に見てみましょう。
家計の余裕と家庭状況
Aさん世帯は毎月5万円の余裕があり、金利が上がっても対応可能です。一方で、Bさん世帯は収入と支出がギリギリで、金利が0.5%上がっただけで返済不能に陥るリスクがあります。
家計に余裕があるか、貯金がどの程度あるかが、変動金利を選ぶ上での大きな判断基準になります。
お金の計算力が重要な理由
変動金利を選ぶ資格があるのは「お金の計算力がある人」です。自分の収入・支出を把握し、もし返済額が1万円増えたら「ここを削れば大丈夫」と冷静に対処できる人が向いています。
逆に、「みんなが選んでいるから」と安易に選ぶ人、リスクに不安を感じやすい人は固定金利の方が安心です。住宅ローンは金利の安さよりも、精神的な安定を重視することも大切です。
将来設計とリスク管理のポイント
特に子育て世帯では、教育費や生活費の増加を見越してシミュレーションすることが重要です。「今の家計」だけでなく、「5年後・10年後の支出」を現実的に想定することで、金利上昇時にも慌てずに済みます。
また、金利動向は個人の予測でコントロールできるものではありません。「これ以上は上がらない」といった楽観的な見方は危険です。最悪のケースを想定し、余裕を持った返済計画を立てましょう。
まとめ
- 変動金利は金利上昇リスクを理解した上で選ぶべき
- 家計に余裕がある・計算力がある人が向いている
- 「5年ルール」など制度の仕組みも要注意
- 金利の安さだけで選ぶと後悔する可能性がある
- 固定金利は精神的安定を重視した選択肢
おわりに
今回は住宅ローンの金利タイプについて解説しました。私自身、住宅ローンは「安さ」ではなく「安心感」で選ぶべきだと考えています。家計やライフプランは人それぞれです。自分の将来設計に合った金利タイプを選び、長期的な安定を目指していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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