📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。
今回は「銀行預金を減らさない人がこれから危険である理由」について解説します。インフレの進行や現金価値の低下、世界と日本の資産運用の違い、そして今始めるべき投資戦略を、私の視点で分かりやすくお伝えします。
銀行預金を減らさないリスクとは
かつての日本では「銀行にお金を預けておけば安心」という時代がありました。しかし今は状況が大きく変わっています。金利はほぼゼロ、そしてインフレが進む中で、銀行にお金を眠らせること自体がリスクになっています。
インフレと現金価値の下落
日本のインフレ率は2022年以降、2〜3%台に上昇しています。これはつまり、現金の価値が毎年2〜3%ずつ目減りしているということです。
かつては物価が安定していたため、銀行預金でも実質損を感じませんでした。しかし今はスーパーの値札が上がり続けており、同じ金額では買える量が減っています。
3000万円が1800万円になるシミュレーション
インフレ率が2%で続いた場合、2040年には現在の3000万円が約1820万円の価値しか持たない計算になります。これは単に「貯金しているだけでお金が減る」ことを意味します。
つまり、行動しないことが最大のリスクであり、銀行預金を減らさないことこそが資産を失う原因なのです。
世界と日本の資産運用の違い
世界では多くの人が資産を証券口座で運用しながら増やすのが常識です。対して日本では、未だに「銀行預金=安全」という考えが根強く残っています。
資産運用のリテラシーが高い人は、働きながら積立を続け、引退後も運用を継続して資産を増やします。一方でリテラシーが低い人は、銀行に貯めて老後に取り崩すだけ。結果、老後資金が枯渇する可能性が高まります。
同じ金額を投資しても、マネーリテラシーの差だけで総資産が2倍以上変わるのです。
これからの時代に必要な投資戦略
インフレ時代を生き抜くには、「銀行に預ける」から「運用して守る・増やす」へと発想を転換する必要があります。ここからは具体的な投資戦略を紹介します。
インデックス投資の基本
インデックス投資とは、株式市場全体の平均的な成長に連動して運用する方法です。代表的な指数としてS&P500(アメリカ)、オルカン(全世界株式)、そしてFANG+(テック10社集中型)が挙げられます。
SP500・オルカン・FANG+の違い
これら3つは性質が異なります。
- オルカン:世界中に分散した安定型。リスクが最も低い。
- S&P500:米国の上位500社。成長性と安定性のバランスが良い。
- FANG+:テック大手10社に集中。高リスク・高リターン。
FANG+は爆発的なリターンが期待できますが、分散が効かないためポートフォリオの2割以下に抑えるのが安全です。
初心者のポートフォリオ配分例
初心者の場合、以下のようなバランスが現実的です。
- S&P500:60%
- オルカン:30%
- FANG+:10%
この配分ならばリスクを抑えつつ成長も取り込みやすく、インフレにも強いポートフォリオになります。
まとめ
- インフレ時代、銀行預金に置くほどお金の価値は下がる
- 証券口座での運用が世界の常識
- インデックス投資で時間を味方につける
- S&P500・オルカン・FANG+を理解し使い分ける
- 資産形成の鍵は「リスクを知り、継続すること」
おわりに
この記事では、銀行預金のリスクと今後の資産形成の考え方を整理しました。私自身も長年「安全だから銀行へ」という考えを持っていましたが、時代が変われば常識も変わります。
これからの時代は、「運用こそ最大の防御」です。焦らず、正しい知識を持って少しずつ行動を始めていきましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。







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