📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。
今回は「これから5年間、S&P500への積立投資は最強なのか」というテーマで解説します。シラーPERが示す割高リスクや、積立・一括・アセットアロケーションの最適な組み合わせ、さらに日本株の新たな上昇トレンドについても詳しくお伝えします。
S&P500の現状とシラーPERの危険信号
2025年現在、S&P500は年初来で10%以上の上昇を見せ、過去5年間では約95%の上昇と圧倒的なパフォーマンスを記録しています。とはいえ、市場全体が加熱しているとも言われており、注意が必要です。
シラーPERとは何か
シラーPER(CAPEレシオ)とは、企業の利益に対して株価がどの程度高いかを示す長期的な指標です。現在のS&P500のシラーPERは40倍超に達しており、これは2000年のITバブル期と同等水準です。
割高水準が示すリスク
過去のデータによると、シラーPERが40倍を超えた時点からの5年後リターンはすべてマイナスとなっており、短中期では注意が必要です。つまり「今S&P500を一括で買う」のはリスクが高い可能性があります。
ただし、15年以上の長期運用で見れば市場は成長を続けているため、焦って売却する必要はありません。むしろ長期でコツコツと投資を継続することが重要です。
3つの投資方法と最適な戦略
投資の方法には大きく3つの選択肢があります。それぞれの特徴と注意点を整理していきましょう。
一括投資のメリット・デメリット
手元の資金をまとめて投資する方法で、上昇相場では最もリターンが大きくなります。たとえば500万円を年利5%で運用した場合、10年後には814万円まで増える可能性があります。
一方で、暴落が起きると損失を一気に受けるため、現在のように割高局面ではリスクが大きいといえます。
積立投資のメリット・デメリット
毎月一定額を投資する積立投資は、価格変動を平準化できるドルコスト平均法を活用した安定型の手法です。暴落時にも冷静に買い続けられるという大きなメリットがあります。
ただし、右肩上がりの上昇相場では一括投資に劣るリターンになります。とはいえ、感情的なミスを防ぎやすい点で初心者にも最適です。
アセットアロケーション運用の考え方
複数の資産(株式・現金・債券など)を組み合わせて運用する手法で、リスクを分散しながら安定したパフォーマンスを狙います。
たとえば資産の50%を現金で持ち、暴落時に買い増し資金として使う戦略は有効です。重要なのは定期的なリバランスを怠らないことです。
日本株・日経平均の復活と展望
実は今、日経平均株価が年初来33%以上上昇し、長期停滞を脱して上昇トレンドに入っています。1990年以降続いた「失われた30年」をようやく抜け出した形です。
企業収益の改善、設備投資の増加、円安効果などを背景に、今後も上昇基調が続く可能性があります。S&P500一本ではなく、日経平均やTOPIX連動型のインデックス投資も検討すべき時期に来ています。
これから5年間の最適戦略
結論として、これからの5年間はS&P500への積立投資が最も現実的な選択肢です。シラーPERが高い現状では、一括投資よりも時間分散を効かせることがリスク回避につながります。
一方で、余剰資金がある場合は日本株への一括投資や、暴落時に備えたキャッシュ保有を組み合わせるのが理想的です。S&P500とオルカン(全世界株)はどちらを選んでも問題ありません。大切なのは長期・分散・継続の姿勢です。
まとめ
- シラーPERが40倍超でS&P500は短期的に割高
- 積立投資で時間分散を図るのがリスク軽減の鍵
- アセットアロケーションで現金・株式をバランス管理
- 日本株も上昇基調にあり、新たな選択肢として有力
- 長期・分散・継続こそが資産形成の最強戦略
おわりに
今回のテーマを通して、S&P500の割高感や投資スタイルの違い、そして日本株の可能性について整理しました。私自身も短期的な値動きに振り回されず、長期で淡々と積み立てを続ける姿勢を重視しています。
今後も市場環境の変化を冷静に捉えながら、自分に合った運用を続けていきたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。







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