📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。
今回は日経平均が史上初の5万円を突破した背景と、恩恵を受けた人・受けられなかった人の違い、そしてこれからの投資で何を意識すべきかを解説します。数字の勢いに惑わされず、冷静に今後の資産形成を考えることが大切です。
日経平均5万円突破の背景
長らく「日本株は終わった」と言われていた時代を経て、ついに日経平均株価が5万円の大台を突破しました。底値7000円台から20年越しの回復です。
要因としては、世界的なインフレと日本企業の業績改善、そして円安による輸出企業の利益拡大が挙げられます。特に10月は月間上昇率が過去最大となり、日経平均は前年比で約25%の上昇を記録しました。
ただし、すべての人がこの恩恵を受けられたわけではありません。その格差が今後の投資戦略を考える上で非常に重要です。
恩恵を受けた人・受けられなかった人
今回の上昇相場で明確に分かれたのが「資産を増やせた人」と「取り残された人」です。違いは単純で投資をしていたかどうかです。
投資していた人の特徴
恩恵を受けられたのは、国内株式や全世界株式(オールカントリー)などに分散して投資していた人たちです。日本株を含むポートフォリオを組んでいた人は、日経平均上昇分のリターンをしっかり享受できました。
一方で、米国株式(S&P500)に集中投資していた人の年初来リターンは約13.8%。日本株の25%超の上昇には及びませんでした。分散投資の重要性が改めて証明された形です。
取り残された人の共通点
恩恵を受けられなかったのは、主に投資をしていなかった層です。「お金がないから投資できない」と考える人が多いですが、実際には少額でも始められる仕組みが整っています。
投資をしていないと、インフレや賃金停滞の中で資産価値が目減りする一方です。行動しなければ格差は広がるばかりで、時間を味方につけられなくなります。
実質賃金低下とインフレの現実
今回の株価上昇の裏で、多くの人が生活の厳しさを感じています。その原因が「実質賃金の低下」です。
厚生労働省の統計によると、2020年を100とした実質賃金指数は現在92.7。30年前から一貫して低下傾向にあります。インフレ率は3%前後で推移しており、給料が上がらないまま物価だけが上昇しているのが現実です。
この状況では、単に貯金をしているだけでは資産価値が下がっていきます。いわば「動かないことが最大のリスク」なのです。
今後の投資戦略とアセットアロケーション
短期的にどの国や資産が上がるかを予測することは不可能です。だからこそアセットアロケーション(資産配分)が重要になります。
株式・債券・リート・金などを分散して保有することで、どの市場が上がっても恩恵を受けられる状態を作ります。これが「安定して資産を増やす唯一の戦略」です。
特定の市場に偏る投資は、まるで「当てもの」に近く、再現性がありません。長期で勝ち続ける人は、地道に分散と継続を徹底しています。
初心者が今から始めるべき行動
すぐに取り組める第一歩は家計の整え方からです。まず収入の一定割合を「投資用」として確保し、積立NISAやiDeCoを活用しましょう。
金額の大小ではなく、割合で考えることがポイントです。たとえ月数千円でも、時間を味方につければ大きなリターンにつながります。
また、「貯蓄=安全」「投資=危険」という考え方を見直すことも大切です。インフレ時代では、貯金こそがリスク資産になり得ます。
まとめ
- 日経平均5万円突破は、日本株への再評価の象徴
- 恩恵を受けたのは分散投資をしていた人
- 投資をしていない人はインフレ下で資産価値を失う
- 実質賃金の低下が家計を圧迫している
- 今後はアセットアロケーションを重視し、長期分散で備える
おわりに
日経平均5万円というニュースは喜ばしい反面、取り残された人にとっては現実を突きつけられる出来事でもあります。だからこそ今がチャンスです。
私自身も、過去の停滞期に淡々と投資を続けたからこそ今の恩恵を受けています。焦らず、地道に、確実に。今日から一歩でも前に進みましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。






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