📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。
今回は新NISAで注目されている「メガ10」と「FANG+」について解説します。それぞれのファンドの特徴・構成・コスト・リスクを比較し、どのような投資目的に向いているのかを分かりやすく整理していきます。
メガ10の概要と特徴
メガ10はニッセイアセットマネジメントが2025年11月に運用を開始する新ファンドです。正式名称は「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド」。アメリカの大型グロース企業上位10社に均等投資する設計となっています。
構成銘柄と指数の仕組み
メガ10は「Solactive US Growth MEGA10 Index」に連動します。構成銘柄は以下の通りです。
- Alphabet(Google)
- Meta
- Amazon
- Microsoft
- Broadcom
- NVIDIA
- Eli Lilly
- Tesla
- Mastercard
- VISA
成長企業の中でも時価総額上位10社に集中投資するため、市場を代表する超大型株で構成されています。
メガ10の4つの特徴
- 超大型グロース株への集中投資:安定性と成長性を両立
- 年4回のリバランスで最新の市場動向に対応
- 時価総額上位企業のみ採用:確かな実績を重視
- 信託報酬0.385%という低コスト運用
FANG+との徹底比較
FANG+とメガ10は似た印象を持たれがちですが、実際は構成やリスク特性が大きく異なります。
対象セクターと銘柄構成
FANG+はテクノロジー・メディア・通信の3分野に限定。一方でメガ10は業種を限定せず、Eli LillyやVisaなど非テック企業も含まれます。これによりセクター分散が可能となり、AI株暴落時にも比較的安定した運用が期待できます。
信託報酬と運用コスト
FANG+の信託報酬は0.775%に対し、メガ10は0.385%と半分以下。長期運用を考えると、この差は複利で大きな影響を及ぼします。
パフォーマンスとリスク
試算ではメガ10がS&P500やNASDAQ100を上回るパフォーマンスを示し、FANG+と同等以上の成績が期待されています。ただし、下落局面ではメガ10の方が下落幅が小さい傾向があり、リスク耐性に優れています。
メガ10のメリット・デメリット
ここではメガ10を選ぶ際の利点と注意点を整理します。
メリット
- 実績ある超大型企業への投資で安定感がある
- セクター分散により暴落耐性が高い
- 低コストで米国成長株に広く投資できる
デメリット
- 新興グロース企業の成長恩恵を受けにくい
- 非テック企業が含まれるためAIブームの波に乗り切れない可能性
- 新設ファンドのため運用実績が乏しい
どちらを選ぶべきか?Burdonの見解
メガ10とFANG+は「どちらが優れているか」ではなく、投資目的との相性で判断すべきです。
もしAIやテクノロジー分野の成長に期待しているならFANG+が向いています。一方で安定したリターンとリスク分散を重視するならメガ10が適しています。
私の考えでは、どちらもメインではなくS&P500やオルカンを軸にしたうえでのサテライト投資として活用するのが理想的です。月1〜2万円ほどをメガ10またはFANG+に分散し、長期保有を意識するのが現実的な戦略だと思います。
まとめ
- メガ10は時価総額上位企業への集中投資で安定性重視
- FANG+は高成長テック企業中心でハイリスク・ハイリターン
- 信託報酬はメガ10が有利、分散性も高い
- 投資目的に応じてサテライト的に使い分けるのが賢明
おわりに
新NISAを活用する上で、ファンド選びは将来の資産形成に直結します。メガ10もFANG+も魅力的な選択肢ですが、目的とリスク許容度を明確にすることが何より重要です。
私は今後も、安定と成長を両立する戦略を追求しながら、自分の資産運用をアップデートしていきたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。






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