📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。
今回はS&P500は2026年どう動くのかについて解説します。主要証券会社や金融機関の最新レポートをもとに、市場の見通しやAI関連の注目セクター、そして私自身が考える長期投資戦略のポイントをお話しします。
2025年の相場を振り返る
2025年の前半はトランプ政権の復帰による関税政策の影響で相場が大きく揺れました。4月に「トランプ関税」が実施され、一時的にS&P500が急落。しかし、アメリカ経済への実質的なダメージが限定的であると判明すると、後半にかけて強い回復基調へと転じました。
さらにFRBの利下げ政策が発表され、企業の資金調達コストが低下。これが株価の上昇を後押ししました。2025年は「不安定な前半」と「上昇の後半」というメリハリのある一年でした。
2026年のS&P500予測
では2026年はどうなるのか?ここからは各金融機関の最新予測を踏まえて整理します。
野村証券の強気予測
野村証券は、AI需要の拡大と金融緩和の影響を背景に強気な見通しを示しています。予測値は以下の通りです。
- 2025年末:6,800ポイント
- 2026年末:7,200ポイント
- 2027年末:7,450ポイント
従来の予測よりも大幅に上方修正されており、下落シナリオでも2027年には現状より高い水準を維持するという分析です。
AI投資の加速とそれに伴う企業の生産性向上が主要な上昇要因とされています。
海外大手銀行の見通し
海外勢も同様に強気です。以下は主要銀行の予測です。
- ドイツ銀行:2026年末に7,000ポイント(+7%)
- ウェルズ・ファーゴ:+11%上昇見込み
- バンク・オブ・アメリカ:+13%上昇見通し
全体的に「AI需要」「利下げ」「堅調な米国経済」が共通の前提となっており、下値よりも上値を狙う展開が予想されています。
AI関連銘柄の成長と注目ファンド
2023年以降、AI関連銘柄は爆発的な成長を遂げています。代表格のNVIDIAはAI向けGPU需要の急拡大により、株価が約11倍に上昇しました。この波を背景に関連ファンドへの注目も高まっています。
SOXインデックスファンド
SOX(フィラデルフィア半導体指数)はNVIDIA、ブロードコム、TSMCなど、世界を代表する30社で構成されています。
この指数に連動する楽天SOXインデックスファンドは、S&P500よりも過去1年間で約10%高いリターンを記録。半導体に特化する分、ボラティリティは高いですが、AI時代の恩恵を受けやすい投資先といえます。
FANG+(ファングプラス)の可能性
Facebook、Amazon、Netflix、Googleなどを中心に構成されたFANG+指数も有力候補です。これらの企業はAI技術への投資が積極的で、GoogleのGemini 3など新技術開発が株価の支えとなっています。
2026年も引き続きAI関連の成長トレンドがFANG+を後押しする可能性が高いと見ています。
長期投資戦略と分散の重要性
短期的なリターンを狙うよりも、私は分散と長期保有を軸にした投資を推奨します。S&P500や楽天VTIのような米国全体に分散できるファンドをメインに据え、AI関連ファンドはサブとして組み合わせるのが理想的です。
AIブームの中でも冷静に資産配分を考え、リスクとリターンのバランスを取ることが中長期的な成果につながると考えています。
まとめ
- 2025年は前半不安定・後半上昇の展開
- 主要金融機関は2026年もS&P500に強気
- AI関連セクターが市場成長を牽引
- SOXやFANG+は注目のサブ投資先
- メインはS&P500・楽天VTIなど分散型ファンドが安定
おわりに
今回解説したように、2026年のS&P500は依然として上昇の余地があると見ています。AIを中心とする技術革新が経済成長の柱となり、株式市場に新たな追い風をもたらすでしょう。
私自身も、短期の値動きに一喜一憂するのではなく、長期的な成長トレンドを信じて戦略的に資産を積み上げていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。






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