📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。
今回はビットコインが今週大きく変動する可能性について解説します。今週は雇用統計、CPI、そして日銀の金融政策決定会合など、世界の市場を動かす重要イベントが集中しています。これらの要因がどのように暗号資産市場に影響を与えるのか、そして今後の戦略をどう考えるべきかを、私の視点で詳しく整理していきます。
今週の重要イベント
雇用統計と利下げ期待
12月16日（火）に発表される11月の雇用統計は、市場に大きな影響を与える可能性があります。前回は政府閉鎖の影響もあり厳しい結果となりましたが、今回は改善が見られるか注目されています。
もし強い結果が出れば、1月以降のFOMCにおける利下げ観測が後退し、リスク資産にはマイナスに働く可能性があります。逆に弱い結果であれば、金融緩和期待が高まり、ビットコインにとっては追い風となるかもしれません。
CPIとインフレ動向
12月18日（水）には消費者物価指数（CPI）が発表されます。インフレが高止まりしていれば、FRBが利下げを躊躇する要因となり、短期的には価格下落のリスクが増します。
この2つの指標は、今後の金融政策を占う上で極めて重要です。市場のセンチメントがどちらに傾くかで、ビットコインの方向性が決まるといっても過言ではありません。
日銀の政策決定と円キャリートレード
12月19日（金）には日銀の金融政策決定会合が控えています。市場では、政策金利を0.75%へ引き上げるとの見通しがほぼ織り込まれています。これは1995年以来約30年ぶりの高水準です。
この利上げによって懸念されているのが円キャリートレードの巻き戻しです。円を借りてリスク資産に投資していた投資家がポジションを解消することで、暗号資産を含むリスク資産全体に売り圧力がかかる可能性があります。
実際に過去の利上げ局面でも、ビットコインは20〜30%下落しており、今回も同様のリスクが意識されています。
市場分析と今後の見通し
ビットコインのテクニカル分析
現在のビットコインは8万9000ドル前後で推移しており、9万ドルを割り込む場面も見られました。テクニカル的には8万7000ドルのサポートを維持できるかが焦点です。
短期的には上値が重く、8万5000ドル台までの調整も視野に入れた慎重な対応が必要です。一方で、9万1000ドルを再度突破すれば、ショートカバーによる反発も期待されます。
イーサリアム・XRP・ソラナなどの動向
イーサリアムは3000ドルを軸に持ち合いが続いており、上は3200ドル、下は2900ドルが重要ラインです。いずれにしても今週はどちらかに大きく動く可能性が高い状況です。
XRPは2ドル割れ目前で推移し、RSIのダイバージェンスが下げ止まりを示唆していますが、デッドクロスも見られるため油断はできません。ソラナは130ドル台でレンジを形成し、短期トレードには適した局面が続いています。
マクロ環境と2026年への展望
バークレイズの予想によると、2026年は暗号資産市場の停滞期となる可能性があります。とはいえ、FRBのバランスシート縮小終了や利下げ再開、中間選挙による市場刺激策など、ポジティブな材料も控えています。
さらに、バンガードやブラジルの大手銀行が暗号資産をポートフォリオに組み込む動きもあり、機関投資家の参入は今後も続く見込みです。短期的な調整を経ても、長期では上昇トレンドが維持される可能性が高いと考えています。
まとめ
- 今週は雇用統計、CPI、日銀会合と重要イベントが集中している
- 日銀の利上げが円キャリートレード解消を引き起こす可能性がある
- ビットコインは8万7000ドルを割り込むと下落拡大リスク
- イーサリアム・XRP・ソラナなども重要ライン付近で推移中
- 2026年は一時的停滞も、長期的には機関投資家の流入が追い風
おわりに
今回解説したように、今週は暗号資産市場にとって極めて重要な1週間です。私は短期的な値動きに一喜一憂するよりも、長期的な視野を持って行動することが大切だと考えています。
特に日銀の動きは世界の流動性に影響を与えるため、慎重に見極めたいところです。個人的には、もし7万ドル台まで調整が進むようであれば、長期的な買いの好機だと見ています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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Burdon’s View 
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