📌 目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。
今回はビットコイン4年サイクルの有効性と2026年の暗号資産市場の展望について解説します。2025年は世界経済と政治が大きく動いた年であり、暗号資産市場にとっても転換期となりました。その流れを踏まえ、来年以降どのようなシナリオが想定されるのかを私の視点で詳しく見ていきます。
2025年の市場振り返り
2025年はトランプ大統領の再登場から始まり、アメリカの政策転換が暗号資産市場に大きな影響を与えた1年でした。
トランプ政権の影響と完税政策
トランプ大統領の再選直後、暗号資産市場ではトランプコインの発行が話題を呼びました。初期の勢いは凄まじく、一時的にビットコイン価格も上昇しましたが、完税政策が相場の重荷となりました。
特に中国製品への大幅な関税引き上げが発表された10月には、ビットコインが12万ドルから10万ドル台に急落。市場は再び不安定さを取り戻しました。
アメリカ政府の暗号資産政策と進展
3月には連邦政府がビットコイン準備金制度を法的に承認。保有するビットコインを価値保存手段として保持し、売却を控える方針を打ち出しました。
さらに7月にはステーブルコイン法が成立。規制明確化によって市場への信頼性が向上しましたが、関税問題による影響で市場の熱気は限定的でした。
ビットコイン4年サイクルの真偽
長年語られてきた「4年サイクル論」は、2024年の半減期を経て再び注目を集めました。しかし、私はこの理論がすでに崩壊しつつあると考えています。
その理由は明確です。近年、暗号資産市場は個人投資家主体から機関投資家主導へと構造転換しました。現物ETFの普及により、ボラティリティは明らかに低下。市場は「投機」から「資産運用」へとシフトしています。
ただし、2025年の暴落タイミングが従来のサイクルと一致した点を見ると、完全に消滅したとは言えません。経済要因による「結果的な周期性」が残っている可能性があります。
2026年の市場展望
2026年は政治・金融両面で重要なイベントが重なります。FRBの利下げ動向、日米の金利差、中間選挙などが市場を左右します。
中間選挙と市場アノマリー
過去のデータによると、アメリカの中間選挙前年は平均-1.1%の株式リターンに対し、選挙後12ヶ月では+16.3%の上昇が見られます。
不確実性が解消されることで投資マインドが改善し、特にETF市場と連動する暗号資産価格も上昇しやすい傾向にあります。2026年後半から2027年初頭にかけて上昇相場が再開する可能性が高いと見ています。
金融リスクと為替の影響
懸念すべきは円キャリートレードの巻き戻しと金利変動リスクです。急激な円高やリスク資産の売りが連鎖すれば、短期的なショック相場が発生する可能性もあります。
ただし、これらの下落局面は中長期的な買い場になると見ています。冷え込んだ市場で仕込み、選挙後の上昇相場で収益化する戦略が有効でしょう。
まとめ
- 2025年はトランプ政権下の関税政策が市場を大きく揺るがした
- ビットコイン4年サイクルは崩壊傾向だが、周期的反応は残る
- 2026年は中間選挙後にかけて回復局面入りの可能性が高い
- 円キャリートレード巻き戻しには注意が必要
- 長期的にはETF主導の安定成長が見込まれる
おわりに
2025年の市場は波乱に満ちていましたが、その変動の中にこそ次のチャンスがあります。私は短期的な変動に振り回されず、長期的な流れと制度変化を重視しています。
暗号資産は成熟の過程にあり、今後の法整備と金融統合が新たな時代を切り開くでしょう。冷静に、市場の本質を見極めていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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