📌目次
はじめに
こんにちは、Burdonです。
今回は2026年に実施されるiDeCo・企業型DCの大改正について解説します。改悪といわれる部分から、実は“神改正”と呼べる変更点まで、老後資産形成にどのような影響があるのかを整理します。
退職所得控除「10年ルール」への変更
手取りへの具体的な影響
これまでiDeCoを60歳で一時金受取し、65歳で退職金を受け取る場合、5年間空ければそれぞれで退職所得控除を活用できました。
しかし改正により、この期間が5年から10年へ延長されます。仮に60歳でDCを受け取り、65歳で退職金を受け取ると、控除をフル活用できず、税負担が増えるケースが出てきます。
試算例では、従来と比較して100万円超の手取り差が出るケースも示されています。
改悪でも依然として強い理由
確かに負担増ではありますが、退職所得控除は依然として非常に強力です。
- 退職所得は1/2課税
- 他の所得と分離課税
- もともと拠出時は所得控除で非課税
NISAと比較しても、高所得者にとっては税優遇効果が依然大きい制度です。「完全な改悪」と捉えるのは早計だと私は考えています。
企業型DCマッチング拠出の上限撤廃
2026年4月予定で、企業型DCのマッチング拠出上限が撤廃されます。
これまで従業員の拠出額は「会社拠出額まで」という制限がありましたが、今後は会社の掛金が少なくても、個人で上限まで拠出できるようになります。
所得控除を活用できる枠が広がるため、節税効果は大きくなります。ただし社会保険料が下がる仕組みではない点は注意が必要です。
加入可能年齢70歳未満へ引き上げ
2026年12月から、iDeCoの加入可能年齢が70歳未満まで拡大されます。
これまで60〜65歳の条件付き加入から大幅緩和となり、老後も働き続ける人にとって活用余地が広がります。
年金受給開始前であれば、資産をさらに積み上げることが可能になります。
掛金上限の大幅引き上げ
最大のインパクトは掛金上限の引き上げです。
- 企業年金なしの会社員:月2.3万円 → 月6.2万円
- 企業年金ありの会社員:合算で月6.2万円まで
- 自営業等:月7.5万円まで
これにより、節税しながら老後資産を大きく積み上げることが可能になります。特に所得税率が高い人ほど恩恵は大きくなります。
老後資産設計で本当に考えるべきこと
iDeCoは60歳まで引き出せないという特性があります。これはデメリットではなく、老後専用資金を強制的に守る仕組みです。
ただし生活資金まで突っ込みすぎると、現役時代の資金繰りが破綻します。重要なのは以下の順番です。
- 将来もらえる年金額を把握する
- 不足額を計算する
- 不足分をiDeCoとNISAで補う
制度が拡充された今こそ、闇雲に始めるのではなく、数字で老後を設計することが重要だと私は考えています。
まとめ
- 退職所得控除は5年ルールから10年ルールへ変更
- マッチング拠出の上限撤廃は大きな追い風
- 加入年齢は70歳未満へ拡大
- 掛金上限は最大6.2万円〜7.5万円へ引き上げ
- 制度拡充に伴い、老後設計の重要性がさらに高まる
おわりに
2026年改正は一部で負担増があるものの、全体としては活用の幅が広がる内容です。私は制度を正しく理解し、最大限活用することが資産形成の鍵だと考えています。
制度は変わりますが、やるべきことは変わりません。数字を見て、計画を立て、淡々と積み上げる。それが最も再現性の高い方法です。最後までお読みいただきありがとうございました。
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