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はじめに

こんにちは、Burdonです。今回取り上げるのは、楽天証券が新たにリリースした「NISA楽々お守り保険」。修業不能保険の一種であり、万が一の収入減少時でも積立投資を継続できることをうたっています。

月額4000〜5000円という保険料の手軽さが話題を呼んでいますが、果たして本当に加入するべき保険なのか?公的保障や経済合理性の視点から、個人としての必要性について整理していきます。

保険の内容と仕組み

この保険は精神疾患も含む修業不能状態になった場合に、設定した金額の給付が行われる団体保険です。加入には楽天証券の口座保有が条件となっており、Web申し込みが可能です。

修業不能保険というのは、要は「働けなくなったときに生活費を補填する」という仕組みです。今回の保険では、働けない状態が確認されると、月額で決まった金額が受け取れるようになります。

公的保障との重複に注意

この保険の必要性を考える上で見逃せないのが公的保障の存在です。特に会社員であれば、健康保険による傷病手当金が給与の約8割、最長1年半支給されます。

さらに回復しない場合には障害年金もあり、状況に応じて生活の大部分をカバーできます。つまり、「最初から民間保険に頼る必要はない」のです。

生活防衛資金の重要性

マネープランとして強調しておくと、生活防衛資金の確保こそが最優先です。目安はひとりあたり100万円。これさえあれば、短期的なアクシデントには耐えられます。

独身者で貯蓄が100万円以上あるなら、保険加入の必要は基本的にないという結論になります。

加入すべき人・加入不要な人

この保険が“有効”になるのは次のような人たちです:

  • 生活防衛資金が十分に確保できていない人
  • 自営業で公的保障が薄い人
  • 不安感情が強く、精神的なお守りとして保険を必要とする人

一方で、サラリーマンで貯蓄がある人は、保険料を積立投資に回した方が賢明です。

積立投資のシミュレーション

例えば、保険料として想定される月5000円を年利7%の運用で積み立てた場合:

  • 10年後:約90万円
  • 20年後:約250万円
  • 30年後:約600万円
  • 40年後:約1200万円

こうした資産形成を自ら行うことが、保険に頼る以上に合理的な選択と言えるのではないでしょうか。

私が初めて投資信託に挑戦したとき、選んだのは“企業を応援する”という新しい発想のファンドでした。

まとめ

  • 楽天の修業不能保険は「安心」を買う仕組みとして設計されている
  • しかし、サラリーマンにはすでに公的保障が手厚く備わっている
  • 生活防衛資金があれば、民間保険は不要と考えて良い
  • 5000円の積立投資でも長期で大きな資産形成が可能
  • 不安感情が強い方は「心のお守り」として活用してもOK

おわりに

個人的には、保険よりも自分で資産を築く力を重視したい派です。

感情を否定するつもりはないですが、冷静な計算と判断の上で「不要」と言えるなら、それが一番健全だと考えます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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